2019年7月19日(金)

共産党躍進　各地で訴え

埼玉で田村副委員長

伊藤候補

（写真）訴える田村副委員長（左）と伊藤候補（右）＝18日、埼玉県春日部市

　日本共産党の田村智子副委員長は１８日、埼玉県熊谷市、春日部市をめぐり「比例は現職５議席にまだ届いていません。比例は日本共産党、選挙区では伊藤岳を最後の最後まで広げ抜いてください」と呼びかけました。

　熊谷、春日部両駅前には聴衆の大きな人垣ができました。伊藤候補が「当落線上のたたかいです。今度こそ、今度こそ、今度こそ、私を国会で働かせてほしい」と力を込めると、「がんばろう」の声が返りました。

　田村氏は、大企業と富裕層に応分の税負担を求める日本共産党の財源論を紹介し「大企業の利益は、労働者、中小企業、消費者があってこそ。内部留保としてため込むのだったら、まともに賃金を払い、正社員を雇い、税金をまともに納めて、社会にその利益を回しなさい」と強調。「共産党が伸びれば、大企業に社会的責任を果たさせる政治を実現できる」と力を込めました。

　戦前から「国民が主人公」を掲げる日本共産党への弾圧と差別の歴史に触れ「言論の自由、思想・信条の自由を奪われることがどんなに苦しくつらいことか、わが身に刻んでいるのが日本共産党。だから、個人の尊厳、自由と民主主義が輝く日本をどんなことがあってもつくりたい」と語った田村氏。聴衆から大きな拍手が湧き起こりました。

　「これから期日前に行ってきます」と足を止めた越谷市在住の男性は、伊藤候補と固く握手を交わしました。