2019年7月18日(木)
“ネット選挙”SNSで話題
共産党 拡散してみた
「はじけてステキ」「ハマった」
「この共産党のはじけっぷりもステキ~~!!新しい選挙が始まってる!って希望が見えてくる感じ」―。ネットを活用した日本共産党の選挙活動が評判です。最終盤、ツイッターなどのSNS上でどう話題になっているのか見てみました。(和田育美)
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「今回の選挙は共産党に勝ってもらうしかない」―。憲法学者の小林節さんが日本共産党の参院選特設サイト「HOPE is」に掲載しているメッセージ動画で、ここまで公言しています。再生回数は20万回超。小林さんが共産党への投票を呼びかける動画に出演するのは初めてです。
ネット上では「ゴリゴリの保守派憲法学者として自民党の改憲運動を支えてきた小林節教授が、まさか共産党への投票を呼びかけるなんて凄(すご)い時代になりましたね」と動画を紹介するツイートが5000回超もリツイート(拡散)されました。
メッセージ動画にはほかにも同志社大学大学院の浜矩子(のりこ)教授、神戸女学院大学の内田樹名誉教授ら著名人から保育士、性的少数者、創価学会員まで登場し、共産党への期待を語ります。
同志社大学の岡野八代(やよ)教授はフェイスブックに自身が登場する動画を紹介し、「共産党のジェンダー平等は本気だと思う、なので、私も本気で応援します」と投稿しています。
再生時間は長くても2分前後とコンパクト。分かりやすく、共感できる言葉が並びます。全27人(17日現在)のメッセージのうち、16人の動画が1万回を超えて再生され、累計再生回数は64万を超えています。
日本共産党のネットキャラクター、カクサン部の雇用のヨーコが踊るミュージック動画は第3弾までアップされました。3作の累計再生回数は42万回超。SNS上で「えっ、共産党、どうした! 完全にハマってしまいました」「やばあああい! まじで最高! あたしのテーマソングにしたいくらいだ♪笑」と「新鮮な驚き」が寄せられています。
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放送タレントの松尾貴史さんは「らしからぬ不思議な動きについ注視してしまう」とツイート。ジャーナリストの津田大介さんも「時代は変わった…」とコメントしました。
6月26日から公開している志位委員長の参院選スペシャルPVの再生回数は22万回を超えています。
シュールなキャラクターが党の政策を解説する“公園アニメ”シリーズも7作公開、累計再生回数は8万9000回を超えました。
おいしそうなイラストを添えて共産党を紹介する「共産党カフェ」。16日までに20メニューをアップしています。特に注目されているのは、「党名変えたら? 名前を変えないから老舗なんです」など、日本共産党そのものへの疑問に答えているコーナーです。「老舗とはいい響きです」「バームクーヘンに例えているのは面白い」と好評です。