2019年7月17日(水)
比例は共産党
倉林、当落線上の大接戦 自民を攻め抜き比例第1党で
志位委員長が熱く訴え 京都
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参院選投票日(21日)前の連休最後の日となった15日、日本共産党の志位和夫委員長は、当落線上の大接戦となっている京都選挙区(改選数2)の倉林明子候補の必勝のために京都市内3カ所を駆け巡り、「自民党を攻めに攻め抜いて比例第1党を京都で実現し、倉林勝利を」と熱く訴えました。小池晃書記局長は神奈川県内3カ所で比例での党躍進、神奈川選挙区(改選数4)あさか由香候補の必勝を訴え、全国の支部、後援会は対話・支持拡大で奮闘しました。
志位氏は、選挙戦最終盤に入り、比例代表も、選挙区も大激戦だとして、「残る1週間のがんばりが勝敗を分けます。比例代表で日本共産党と書いてもらう人を日本中に広げに広げ、京都選挙区で当落線上の大激戦、大接戦になっている倉林明子さんを必ず勝ち抜かせてほしい」と熱く訴えると、聴衆から大きな拍手がわき起こりました。
志位氏は、「倉林さんの議席は、京都の宝であると同時に、日本の『宝の議席』です。どんなことがあっても落とすわけにはいきません。どうやって勝つか。自民党を攻めに攻めて、攻め抜いて、比例第1党を京都で実現し、勝利をこじ開ける。これが倉林勝利の方程式です。これをしっかり握って最後の最後までがんばり抜きます」と表明しました。
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年金、消費税10%増税、家計支援、憲法などの大争点で、日本共産党の提案を語るとともに、「くらしに希望を―三つのプラン」を丁寧に訴えました。
この中で志位氏は、安倍首相が各地の遊説で改憲を前面に訴え、「(自民党は)憲法にしっかりと自衛隊を明記すると公約に掲げています」と語っていることを指摘。「もしも自民、公明と補完勢力が、3分の2(議席)を維持することになれば、憲法改定の発議に向けて暴走する大きな危険があります」と強調し、「何としてもこの野望を止めなくてはなりません。止める一番確かな力は、日本共産党の躍進です」と力を込めました。
選挙戦での党首討論を通じて、憲法9条改定の真の狙いが浮き彫りになったと指摘。トランプ米大統領が、「もし日本が攻撃されれば、私たちは日本のためにたたかう。しかし、米国が攻撃されても日本はたたかう必要がない。(日米安保条約を)変えなければいけない」と語り、安倍首相も著書で「軍事同盟とは“血の同盟”」「自衛隊は、アメリカが攻撃されたときに血を流すことはない」とのべ、「(日米安保体制を)完全な双務性」にしていくと主張していることを指摘しました。
その上で党首討論で安倍首相が、米軍を「血を流し」て守ることは、「現憲法下ではできない」と語ったことに触れて志位氏は、「語るに落ちたとはこのことです。全世界に展開している米軍が戦争状態に入ったとき、米軍を守るために自衛隊が血を流してたたかう。これが改憲の真の目的です」と告発。「こんな恐ろしい道は、断固として拒否しようではありませんか。平和を願う一票は、党をつくって97年、反戦・平和を貫いてきた共産党と、選挙区で倉林さんにお寄せください」と力を込めました。
志位氏は、日本共産党は7月15日で創立97年を迎えたと語り、「戦前、京都では、山本宣治の不屈のたたかいがあり、戦後は、蜷川民主府政がありました。つねに日本の社会進歩の先頭にたってきたのが、この京都です。京都の誇りにかけて、必ず勝とうではありませんか」とよびかけると、盛大な拍手に包まれました。
比例代表の井上さとし候補は「老後に年金2000万円足りないといいながら、消費税をもっと払えという。一票を使って、この政治を変えよう」と訴え。倉林候補は「くらしも営業も破壊するのが消費税。これまで2度、国民世論で増税をストップさせた。今度の選挙で、増税をキッパリ断念させよう」と力を込めました。