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2019年7月15日(月)

2019参院選 激戦ルポ

市民とともに今度こそ

埼玉選挙区 伊藤岳候補 21年ぶり議席獲得へ

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(写真)握手して訴える伊藤候補=12日、越谷市

 「伊藤岳の1議席が自民・公明を少数に、安倍政権サヨナラに追い込みます。今度こそ今度こそ今度こそ、国会で働かせてください」―改選数が4に増えた埼玉選挙区で、日本共産党は、21年ぶりの議席獲得へ執念を燃やしています。

 埼玉選挙区は、伊藤候補の他、自民と公明の現職、立憲民主1、国民民主1、日本維新1、諸派3の新人の計9人が立候補し、1票を争う大激戦です。

 憲法9条改憲が持論の自民現職は公示日、「不安をあおる、いいかげんなやつらに負けられない」と訴えるなど野党攻撃を強めています。自民推薦の公明現職は、公示前には安倍首相との二連ポスターを掲示するなど、自民党と一体となった選挙戦を展開。日本維新の新人は「共産党と争っている」とし、ビラで「自民党の良識ある方々が応援してくれたら逆転可能」と自民票獲得に躍起です。

 6月には「安倍改憲阻止を」と埼玉弁護士会、連合埼玉、埼労連が後援し、市民が「オール埼玉」で8回目の1万人集会を成功させました。全県的な「市民が野党をつなぐ埼玉の会」も結成されるなど、県内の市民と野党の共闘が進んでいます。

 伊藤候補はこれまで、SNSで呼びかけた県内30カ所以上での「原発ゼロ」のデモ、障害者団体・施設100カ所訪問、路上生活者の声を直接聞く相談活動など、市民とともにたたかってきました。

 選挙戦では、伊藤候補とともに市民運動に取り組んできた市民らがマイクを握り「暮らしのことに耳を傾けてくれる伊藤岳さん。政治の最前線で活躍を」(作家・法政大学教授の中沢けいさん)など熱く応援しています。

 11日、日本共産党埼玉県委員会の事務所に毛呂山町の女性から電話がありました。「政見放送を見ました。伊藤さんの話はその通り。孫は49歳まで奨学金を返し続けなければいけない。かわいそうだから私が払うことにした。孫にも支持を広げるから頑張って」との激励でした。党と伊藤候補の政策と魅力が伝われば、「今度は共産党」と党派を超えた支持が広がる情勢です。

 今春の県議選でも市町議選でも議席増を勝ち取り、主体的にチャンスを切り開いてきた埼玉県の党組織。党支部・後援会は絶好のチャンスを生かし、比例70万票獲得で、当落線上にある伊藤候補を今度こそ押し上げようと全力を挙げています。


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