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2019年7月15日(月)

比例は共産、たつみ逆転勝利へ党派の違い超え押し上げを

志位委員長がこん身の訴え 大阪・天王寺駅前

 日本の命運がかかった参院選は、21日の投票日まで6日となりました。安倍自公政権と正面から対決し、打開策を示す日本共産党の論戦で、年金、消費税、憲法などが選挙戦の大争点となり、1人区と複数区、政党を選ぶ比例代表は大激戦・大接戦。3連休の2日目、投票前のラストサンデーとなった14日、志位和夫委員長は神戸、大阪両市で比例代表の党躍進と選挙区候補必勝をこん身の力を込めて訴え。小池晃書記局長はNHKの与野党討論後、東京都内で党躍進への絶大な支持を訴えました。全国の支部・後援会は「全国は一つ」を合言葉に市民とともに宣伝活動や対話・支持拡大に大奮闘しました。


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(写真)たつみ候補(右)をなんとしても再び国会にと訴える志位委員長(その奥)=14日、大阪・天王寺駅前

 大阪・天王寺駅前は1階、2階デッキともに時間がたつにつれて聴衆が広がり、志位氏が「この1週間で勝負が決まります。大激戦となっている比例代表での躍進と、大阪選挙区(改選数4)で、たつみコータロー候補を何としても押し上げてもらえるよう、お力をお貸しください」とよびかけると、「よーし」「勝つぞ」との歓声と、熱気のこもった拍手に包まれました。

 志位氏は、大阪選挙区で「たつみ候補は当落線上で猛追」しているのが現状だと報告。大阪選挙区の4議席を「改憲・カジノ連合」の自民・公明・維新に独占させるわけにはいかないと強調し、「たつみさんの議席は、大阪の宝だけでなく、日本の政治にとっても『宝の議席』です。絶対に落とすわけにはいきません。どうか逆転勝利にお力をお貸しください。今度ばかりは、どの党を支持している方も、党派の違いを超えて、たつみコータロー勝利のためにお力をお貸しください」と力を込めました。

 志位氏は年金、消費税10%増税、家計支援、憲法など大争点になっている問題で日本共産党の政策を詳しく語るとともに、「くらしに希望を―三つのプラン」を具体的に訴えました。

 この中で志位氏は、安倍政権の圧力により、3割の自治体で国民健康保険料(税)が値上げされていることを告発。「高すぎる国保は、値上げでなく、値下げこそ必要です。たつみさんは、7000人の生活相談をやってきました。困っている方々に寄り添い、力をつくす政治家が必要です。安心できる社会保障への願いを、たつみさんに託してください」と訴えました。

 志位氏は、国民の切実な願いを実現する希望は、市民と野党の共闘の勝利にあると語り、共闘の力で自民、公明とその補完勢力―維新を少数に追い込む決意を表明。この間の党首討論で、維新の唯一の売り物―「身を切る改革」が「自分で領収書を切る政党」であることがはっきりしたと批判。「自民、公明、維新にそろって退場の審判を下しましょう」と訴えました。

 国民の切実な願いを実現するには「財界中心」「アメリカいいなり」という日本の政治の二つのゆがみをただす改革が必要だとして、日本共産党の躍進を熱く訴え。「『比例は共産党』を大阪中にひろげてください」とよびかけ。同時に「たつみさんの『宝の議席』は、どんなことがあっても、落とすわけにはいきません。選挙は最後まで頑張った者が勝利をつかむことができます。たつみさん勝利のためにがんばり抜きましょう」と訴えると、盛大な拍手と歓声が湧き起こりました。

 たつみ候補は「コンビニの24時間営業の強制は違法ではないか、と国会で追及し、公正取引委員会も違法の可能性を認めた。そして、セブンイレブン本部が、時間短縮営業を認めると発表した。労働者も経営者も人間らしく働ける社会をつくるために、引き続き働かせてほしい」と訴えました。

 日本共産党の山本のりこ比例候補が訴え。応援演説に立った落語家の笑福亭竹林さんは「コータローさん、最初の印象は弁舌さわやか。6年の議員生活で印象が変わりました。舌鋒(ぜっぽう)鋭い。ホンマにいい政治家やなと思います」と述べました。精神科医の香山リカさんは「たつみさんが、当落線上だと聞いて応援に来た。人びとのくらしがどうなっているか注意を向けている人。国政に戻してほしい」と訴えました。

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(写真)志位委員長の訴えを聞く人たち=14日、神戸市中央区

〈神戸〉

 神戸市の大丸前では、比例代表の山下よしき候補が「苦難にあえぐ人びとに、まじめに生きる人びとに希望と勇気を与えるのが政治だ。一緒に希望と勇気が湧く政治をつくろう」と呼びかけ。兵庫選挙区(改選数3)の金田峰生候補は「安倍政権による憲法改悪を断固止めよう。憲法を実現する政治をめざす」と訴えました。

 原発賠償関西訴訟原告の武石和美さんは「『原発はノー』という共産党を信頼して、一票を投じようと思っている」と話しました。川元志穂弁護士が「賃金を上げ、安定雇用を実現することが求められている。野党共闘を進めるためにも、共産党を心から応援している」と語りました。


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