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2019年7月14日(日)

大激戦・大接戦の東京、埼玉を駆ける

小池書記局長がこん身の訴え

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(写真)訴える小池書記局長(右)と吉良候補(中央)=13日、東京都大田区

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(写真)小池書記局長と候補者の訴えに聞き入る人たち=13日、さいたま市の大宮駅東口

 参院選投票まで1週間と迫った13日、日本共産党の小池晃書記局長は、一票を争う大激戦・大接戦の埼玉県、東京都の4カ所を駆け巡り、比例での党躍進と、東京選挙区では2期目をめざす吉良よし子候補の「宝の議席」を必ず守り抜き、埼玉選挙区では改選数が3から4に増え議席獲得のチャンスをつかもうと奮闘する伊藤岳候補の勝利へ「共産党が伸びれば政治は必ず変わります」と力を込めました。

東京

 吉良候補は、ブラック企業社名公表制度の実現などを振り返り、「私自身も就職氷河期で苦労し、同世代が派遣を理由に首を切られてきた。希望をもって働ける社会に変えたいというのが私の原点」「あきらめないで、あなたの一票で政治を変えよう」と訴えました。

 小池氏は、今でも貧しい年金の安倍政権による「7兆円大削減」を許さず、「減らない年金」、安心の年金へ踏み出そうと強調。富裕層・大企業の応分の負担による財源確保を提案した小池氏に対し、安倍晋三首相が“ばかげた政策”と述べた国会質問のインターネット動画再生が700万回を超えたことを紹介し、「みんな怒っている。こんな景気が悪いときに消費税増税することこそ最も『ばかげている』」と批判しました。

 大企業の法人税負担率を中小企業並みにし、「アベノミクス」による株の大もうけに応じた富裕層の所得税負担を提案。さらに米国からのF35戦闘機の“爆買い”、米国防衛のために6000億円以上も投じる陸上配備型ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」を挙げ、「税金は大金持ちや大企業、ましてやトランプ米大統領のために使うものではない。税金を大変な思いで払っている国民のために使わせる当たり前の政治に変えよう」と呼びかけました。

埼玉

 元公明党副委員長の二見伸明氏や「市民が野党をつなぐ埼玉の会」共同代表の田中重仁、野田静枝両氏が応援演説。二見氏は「野党共闘の先陣を切った」のが共産党だと述べ、「共産党が負けて一番喜ぶのは安倍首相だ。最後まで歯を食いしばり頑張ろう」と訴えました。

 梅村さえこ、小久保剛志両比例候補が訴え、梅村氏は「10月の消費税10%増税を、みなさんの一票で中止に」と呼びかけました。

 伊藤候補は、まともに暮らせないとの現場の声や介護度4の父を介護した自身の経験にふれ、「明日さえ見えない生活や介護の実態を放置して戦闘機を爆買いしている場合ではない。国会へ駆けあがり安倍政治を変える」と訴えました。

 小池氏は、個人の尊厳、ジェンダー平等の問題で、「世界であたり前」になっている選択的夫婦別姓制度の実現に背を向ける安倍首相を批判。自民党衆院議員が同党の女性候補の応援で「この6年間、一番大きな功績は子どもをつくったことだ」と述べたという報道にふれ、「公然と女性を差別する発言が政府・与党の中枢から次々と出ている」と指摘し、ジェンダー平等を実現し、セクハラ・パワハラを許さない法整備、ヘイトスピーチの根絶などを進めるためにも「差別と分断をあおる安倍政権は退場を」と呼びかけました。

 聴衆から“希望”とかかれた、うちわが振られ、「そうだ」の声援がかかりました。


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