2019年7月14日(日)
話せば「今度は共産党」
比例も選挙区も大接戦 投票日まで1週間 支部・後援会奮闘
21日の投票日まで1週間となった参院選は、比例代表も選挙区も一票を争う大激戦・大接戦となっています。自民、公明与党が「野党は具体策を示さない」(安倍晋三首相)とデマ宣伝を強める一方、「くらしに希望を」と政策を語る日本共産党の対話で「迷っていたけど、今度は共産党」の声が急速に広がっています。13~15日の3連休、対話・支持拡大の大波をおこそうと、共産党の地方議員、党支部・後援会は全力をあげています。
「迷っている」人も
報道各社の世論調査で投票先未定は半数近く。12日に大分市内で開かれた共産党街頭演説を聞いた70代の女性は「私は無党派だから、いまもだれに入れようか迷っている」と言いました。運動員がその場で年金問題など党の政策を説明すると「共産党も(選択の)候補に入れようと考えている。市民の方に目線を向けているからそこはいい」と語りました。
奈良県天理市の大学前で11日に行われた党奈良県青年学生部のシールアンケート宣伝では、「消費税増税って止められるんですか。もう無理なんでしょ。だから投票には行かない」という学生に党の提案を説明すると、「止められるなら選挙に行きます」と答えました。
ビラ・選挙はがきも
岩手県遠野市の党遠野支部は13日までに、比例の支持拡大で2016年参院選時の最終支持拡大数(307)を突破し、500をめざして奮闘しています。
支部長のAさん(70)が対話した男性は「生活がギリギリで、年金が減っているように感じる」と嘆きました。Aさんが法定ビラを見せ、「安倍政権が『マクロ経済スライド』で年金を減らし続けたせいです。共産党は財源を確保して『減らない年金』をつくります」と説明すると、男性は「やっぱりそうなんだ」と納得。党支持を約束しました。
Aさんが思い切って選挙はがきを送った別の男性は「『老後に2000万円貯蓄』はひどい。前回は共産党に入れなかったが、今回は息子も含めて家族3人で投票する」と語りました。
党区議団にエール
東京・杉並区の荻窪駅前で行った党区議団、地元支部の年金問題宣伝。ビラを受け取った70代の女性は、酒井まさえ区議に「娘が介護施設で働いている。大変な仕事なのに給料が低くて大変。共産党の『減らない年金』の政策に期待しています」とエール。別の高齢の女性も「安心してくらせるように、私は共産党に入れます」と話しかけてきました。
「党首討論みた」続々
京都府宇治市の大久保学区の党支部では、統一地方選の電話かけで他党支持や反応の悪かったところに電話。女性と対話になり、「減らない年金」改革や「金持ち優遇」税制を改める党の政策を語ると、その女性は「党首討論のテレビ番組を見ました。やっぱり志位さんの言うことが正しい。もう自民党ではあかん。共産党ですね」と支持を約束しました。
志位和夫委員長が訴えた12日の埼玉・所沢駅前での街頭演説では、たまたま通りかかった50代の女性もテレビで党首討論を見ていて、「提案もしていて納得する部分はある」。また30代の男性は「いろんな政党のビラなどを見ている。与党がだめなのはわかる。気になるのは年金。富裕層に課税することは正しいと思う」と期待を寄せました。