2019年7月6日(土)
お金の心配なく学びたい
教育全国署名スタート集会
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すべての子どもたちが安心して学べる学校にしようと5日、東京都内で「ゆきとどいた教育を求める全国署名」(教育全国署名)のスタート集会が開かれました。全国から集まった参加者は各地の取り組みを紹介し、さらに署名を進めていこうとアピールしました。主催はゆきとどいた教育をすすめる会です。
教育予算の増額や教育条件の改善を求めて1989年にスタートしたこの取り組み。小学校1・2年生の35人学級の実現や高校生への奨学給付金制度など、教育条件を前進させています。
開会あいさつした菱沼敬さん(大阪教職員組合書記長)は、いま財源などを理由に自治体ごとに教育格差が生まれていると指摘。「国が責任もって教育条件の整備を進めることが求められています。さらに署名を進めましょう」
「私学助成をすすめる会」の山口直之事務局長が基調報告。高校生や保護者、教職員らが発言しました。
都内の私立高校に通う3年の女子高生は、親が数年前に病気になり、お金を理由に一時は進学をあきらめたと訴え。「就学支援金がなければ、私は高校へ行くことはできませんでした。誰もがお金を気にすることなく学生生活を過ごせるよう、署名を頑張りたい」と話しました。