2019年7月6日(土)
野党共闘攻撃に終始
首相演説、危機感にじませる
安倍晋三首相は5日、新潟県内で、下関北九州道路計画をめぐり安倍首相と麻生太郎副総理の意向を「忖度(そんたく)」したと発言し国土交通副大臣を更迭された塚田一郎氏の応援演説をしました。4日の麻生氏に続く応援で、演説は野党共闘への攻撃に終始。野党統一候補との事実上の一騎打ちに危機感をにじませました。
安倍首相は、日米同盟と自衛隊への立場をめぐり共産党を名指しで批判。野党共闘の分断をはかろうと「相手候補は共産党に支持されて選挙をたたかっている」と述べました。
同県にある柏崎刈羽原発の再稼働の是非にふれず、塚田氏の「忖度」発言についても言及しませんでした。