2019年7月6日(土)
大激戦の新潟選挙区 うち越統一候補必勝、比例で共産躍進を
小池書記局長訴え
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日本共産党の小池晃書記局長は5日、参院選1人区で全国屈指の激戦・新潟選挙区で、うち越さくら野党統一候補(無所属)の必勝、共産党躍進をめざし新潟、長岡両駅前で、「希望は市民と野党の共闘にある。うち越候補の勝利と、共闘前進へ決定的な力になる共産党を比例で大きく広げ、新しい政治を切り開こう」と力説しました。
安倍晋三首相も同日新潟に入り、長岡で小池氏の直前に演説し、序盤から大激戦です。
うち越候補はメッセージで「市民と野党の共同で安倍政治を止めよう」「比例は共産党躍進を」と連帯。選対本部長の西村智奈美衆院議員(立憲民主党)、「市民連合@新潟」の磯貝潤子共同代表、税理士の星野克男氏が連帯あいさつ。森ゆうこ参院議員(国民民主党)、菊田真紀子衆院議員(無所属)がメッセージを寄せました。
小池氏は、相手候補の自民党現職が下関北九州道路計画の調査費計上で、安倍首相らの意向を「忖度(そんたく)した」と述べた人物だとし、「忖度議員の応援に、忖度された総理が応援にくるなど恥ずかしい。予算をつけ、『忖度』にとどまらず税金の私物化だ」と批判。「市民と野党の共闘の象徴の新潟で必勝を」と訴えました。
安倍首相が野党統一候補について「バラバラ」との攻撃に躍起だが、野党と全国の市民連合が安保法制廃止など13項目、新潟ではうち越候補と40項目超の共通政策を結んでおり、旗印は明確だと反論。「原発ゼロの日本、柏崎刈羽原発再稼働を許さない党派を超えた願いをうち越候補と共産党に」と訴えました。
日本共産党の藤野保史党衆院議員も訴えました。
群馬・斉藤統一候補勝利を
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小池氏は5日、群馬・高崎駅前で、1人区・群馬選挙区の斉藤あつこ野党統一候補(立憲民主党公認)の必勝と比例での共産党躍進を訴えました。
斉藤候補は「平和憲法は日本が誇る宝物。私の勝利で平和の議席をもぎ取る」と表明。選対本部長の角田義一元参院副議長は、共産党の候補取り下げに感謝し、「群馬で勝ち安倍政権を倒す。共産党も比例で大きく躍進して」と訴えました。
「野党共闘をめざす群馬県連絡会」の遠山真大氏が連帯あいさつしました。
党比例候補の梅村さえこ、選挙区立候補を取り下げた伊藤たつや両氏は、「みんなの一票で増税中止を」と演説。
県知事選の石田清人候補は暮らし第一の県政をと訴えました。
小池氏は、大争点の年金問題では、7兆円の大削減をやめ、マクロ経済スライドを廃止し「減らない年金」にする財源案を示し、小池氏の国会質問のインターネット動画再生回数も576万回に達したとして、「2000万円貯金より、一票で政治を変える方が簡単です」と強調。消費税増税の延期に言及した自民党の萩生田光一幹事長代行が注視するとした日銀短観は2期連続悪化で、「増税前から増税分を戻すことを考えるぐらいなら、増税をやめればいい」と批判しました。