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2019年7月5日(金)

人格おとしめる自民冊子

党首討論 志位氏、首相に猛省促す

 3日夜放送されたTBS番組「NEWS23」での党首討論(一部は後日放送)で、自民党本部が野党やメディアを「乱心」「偏向」などと攻撃する冊子を参院選対策として所属国会議員に配布している問題が議論になりました。

 キャスターの星浩氏が「これは国会議員に20部ずつ配られている。ごらんになったことはありますか」と尋ねると、安倍晋三首相は「党本部でいろんな冊子を配っているが、私はいちいちそれは見ていないので、まったく知らない」と反省の言葉はなし。それどころか「(参院選1人区の)福井県では立憲民主党は候補者を擁立せず、共産党候補を応援している。(立憲民主党党首の)枝野(幸男)さんは、福井県に住んでいたら共産党の候補者に入れるのか」とまったく関係のない話をして逃げ回りました。

 日本共産党の志位和夫委員長は、安保法制=戦争法の廃止、立憲主義の回復など大義に基づいて野党は共闘していることをあげ、「それにケチをつけるというのは本当に総理としていかがなものか」と反論。問題の冊子についても「人格をおとしめるようなものを平気で作る。出しているところは出所不明なんです。出所不明の文書を自民党の本部として、国会議員に配るんですか。この一点をとっても選挙を真面目にやる資格ないと言われてもしょうがない」と安倍首相に猛省を促しました。

 枝野氏も、「私たちは生活防衛のための政治を進めるのかという明確な選択肢を示している」と強調。「私が福井県民なら野党統一候補に投票します。当然です」と明言しました。


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