2019年7月4日(木)
自民“集票マシン” 業界ぐるみ選挙指示
東京都各種団体協議会
自民党の“集票マシン”と呼ばれる東京都各種団体協議会(本部・自民党都連内、鵜飼良平代表世話人)は1日、同党本部内に各種団体参議院選対本部を設置し、東京選挙区(定数6)の丸川珠代、武見敬三の現職2氏の当選のために、業界・団体ぐるみ選挙を行うよう、参加団体に指示を飛ばしました。
同日、党本部で開いた各種団体常任選対会議で、自民党都連選対本部(鴨下一郎本部長)と各種団体協議会選対本部(鵜飼本部長)が連名で、安倍首相の写真入り確認団体ポスターの掲示、政策パンフレット・法定ビラの配布、出陣式や集会への参加、電話作戦の協力を要請。また、各団体に同党候補の推薦を依頼しました。
同選対本部の常任選対委員は71人で、東京建設業協会、都医師会、都宅建政治連盟、都薬剤師会、都商店街振興組合連合会、豊洲市場団体の役員、大手タクシー会社社長らが名を連ねています。都議会自民党が丸川氏の支援に力を入れていることから、武見選対の団体・企業チームは、各種団体に街頭演説への動員要請書を送付しています。
ある業界団体の役員は「自民党はアベノミクスを宣伝してきたが、中小企業は全く恩恵を受けていない。付き合いで推薦状は出すが、電話作戦には協力できない」と語りました。