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2019年7月4日(木)

タカラ氏「新基地ノー」

沖縄 自民候補と対決点鮮明

 沖縄県名護市辺野古米軍新基地建設に反対する「オール沖縄」のタカラ鉄美・参院沖縄選挙区候補は3日、日本青年会議所沖縄ブロック協議会主催の、那覇市での討論会に自民党公認候補と出席し、同新基地建設や消費税10%増税などについて意見をたたかわせ、対決点をより鮮明にしました。

 タカラ候補は「新しい基地はいらない。子どもたちに平和で誇りある豊かな沖縄を受け継いでもらう」と語りました。

 自民党公認の安里繁信候補は、県民の新基地反対の圧倒的民意が明確に示されていることは認めるも「どう現実の厳しさを中央に届けていくことができるかだ」と曖昧な表現で発言しました。

 タカラ候補が「(新基地建設を)やめるよう求めるのか、求めないのか」と追及すると、安里候補は「(新基地建設の埋め立て)土砂が入って元に戻すすべはない」と繰り返し述べ、民意に応えない事実上の新基地建設容認の姿勢を示しました。

 安倍政権が10月に狙う消費税の増税にきっぱり反対するタカラ候補に対し、安里候補は「消費税の増税をやめる判断はできない」と語りました。

 学生からの質問として大学進学などへの公的支援について問われたタカラ候補は、県や国の責任で給付型奨学金制度を拡充することを掲げました。安里候補は「子どもたちに投資をして、未来をつくる社会制度をつくらないといけない」と述べるにとどまりました。


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