2019年7月1日(月)
札幌の2歳女児衰弱死
紙・はたやま氏 児相から聞き取り
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札幌市中央区の2歳女児が母親と交際相手の男により衰弱死した事件で、日本共産党の紙智子参院議員と、はたやま和也参院道選挙区予定候補は28日、札幌市児童相談所から聞き取り調査をしました。
死亡時、平均体重の半分しかなかった女児には、頭部の骨折も確認されました。
道券(どうけん)敬史課長の説明で、児相担当者が女児と会えたのは昨年9月が最後でした。電話連絡や訪問を試みますが、女児や母親と一度も会えていません。
虐待受理後、48時間以内に直接子どもの安全確認をする「48時間ルール」に沿った対応をしなかった問題で道券課長は「受理したすべての児童虐待通告と48時間以内に安全確認できなかったケースを毎朝の会議で情報共有し対応するよう改めた」と説明。「今年ようやく職員研修に500万円弱の予算が付いた」と述べ、専門性が不十分だったとの認識を示しました。
はたやま氏は「児童虐待研修を受けた『オレンジリボン地域協力員』の見守りネットワークが必要です」と提起。紙氏は「痛ましい事態を二度と生まないための措置を国に求めていきたい」と話しました。村上仁市議団長が同行しました。