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2019年7月1日(月)

3分で紹介 共産党(19)

領土問題解決で道理ある提案

 日ロ間の「北方領土」をめぐる交渉は行き詰まっています。日本政府は「千島列島放棄」を盛り込んだ1951年のサンフランシスコ平和条約を不動の前提とし、「択捉、国後は千島にあらず」と主張。歯舞、色丹を加えた4島の返還を求めるという道理のない交渉を続けたため、根本解決は遠のきました。

 成果を急いだ安倍首相は2018年11月の日ロ首脳会談で従来方針を事実上投げ捨て、北海道の一部である歯舞、色丹の「2島返還」で平和条約締結=国境画定へと後退。さらに、ロシア側を刺激すまいと「北方領土」は「固有の領土」との表現を封印しました。しかし、“弱腰”の交渉姿勢はロシア側の「北方領土はすべてロシアの主権」との強硬姿勢を許しています。

 日本共産党は、他国の主権を侵害するどんな大国の横暴も許さない政党です。日ロ間の領土問題の根本解決は1875年の千島・樺太交換条約で千島列島全体が日本の領土だと画定していることを基礎に、国際的な道理に立った交渉こそが必要だと主張しています。

 旧ソ連のスターリンは「領土不拡大」という戦後処理の大原則を破って千島や歯舞、色丹まで併合し、その横暴がサンフランシスコ平和条約に持ち込まれました。問題の根本解決のためには、この不公正な取り決めをただすという立場に立つ必要があります。

 共産党を大きく伸ばして、領土問題に本当の「終止符」を打つ政治の実現への第一歩を踏みだしましょう。


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