2019年6月30日(日)
比例は共産 弾む対話
参院選 合言葉は「全国は一つ」
|
参院選公示(7月4日)前最後の土曜日となった29日、日本共産党は志位和夫委員長(東京・池袋)、小池晃書記局長(高松市)を先頭に、比例・選挙区予定候補、党支部、後援会は、比例での党押し上げと野党共闘勝利に全国各地で猛奮闘しました。各地の党支部では「みんな年金問題に怒っているね。“おにぎりビラ”(『赤旗』6月号外)が届けられていると対話がうんと弾む」という手応えが語られ、「全国は一つ」を合言葉に、「比例は共産党」を広げる取り組みが強められています。
財源プラン“納得です”
@長野・塩尻
長野県塩尻市では、統一地方選の支持者名簿を使って参院選の支持を訴えています。県議選(定数2)の名簿のため共産党支持層以外の人が約半数います。
年配の女性はその中の一人。電話すると「昨日、ビラが入ったよ。黄色いやつ」と対話になりました。「年金は若い人が大変になるのが心配。でもお金がないんでしょ」という女性に「いえ、財源はあるんです」と「減らない年金」の提案を説明すると、「知らなかった」。
消費税増税についても「保育料の無償化に使われるんでしょう。孫がいるから仕方ないと思っている」と言います。「無償化は消費税増税しなくてもできますよ」とビラの財源プランを説明。「お金はあるとこにはあるのね。ビラをちゃんと読んでみます。ありがとう」と話しました。
党支持者には「折り入ってのお願いです」と訴え。長野では野党予定候補一本化のために共産党が予定候補者をおろしたので候補者カーが出せず、口コミで「比例は共産党」と広げるしかないと説明し、家族や知人に「比例は共産党」と広げてほしいと率直に訴えています。すると「共産党はそこまでして頑張っているのか」「わかった。知らなかった。口コミで広げる」と応じる人が相次いでいます。
漁師の町 漁業ポスター次々
@青森・大間
|
日本共産党青森県委員会の、さいとうみお書記長・衆院1区予定候補と櫛部孝行党下北地区委員長は、クロマグロ規制や漁業法改悪で揺れる漁業の町、大間町で漁業ポスターを張り出しています。
「『漁師の声を水産政策に 日本共産党』というのがいい」「このポスターは町民の目をひく」と対話し、次々と張りました。
「こんにちは、共産党です」と日焼けした漁師に声をかけると、返事がありました。「よく来てくれた。国会で漁業法『改正』に反対する紙智子さん(参院議員)の涙の訴えを聞いて感動した。漁師の声を代弁してくれて、ありがとう」
年金・賃上げ“提案みな賛成”
労働者と志位・吉良氏訴え
@東京・池袋
日本共産党の全国・全都労働者後援会は29日、志位和夫委員長、吉良よし子参院東京選挙区予定候補と一緒に東京・池袋で街頭宣伝を行いました。
志位氏が、財源を確保して底上げする「減らない年金」の提案を紹介すると、手を振り拍手を送る人が相次ぎました。消費税10%増税中止、最低賃金を直ちに時給1000円にするなどの政策にも拍手が起こりました。
吉良予定候補は「過労死を生み出す働かせ方をなくせと国会でとりあげ、『ブラック』な企業の社名公表制度を実現した」と強調。共産党を伸ばして、給付奨学金拡充と学費半減をと訴えました。
福祉保育、自治体非正規労働者、建設労働者など各分野の後援会代表が「共産党は国の責任で介護や保育の労働者に月5万円の賃上げを掲げている。共産党を伸ばして実現しよう」「大手ゼネコンは空前の利益だが、現場の賃金は上がらない。企業献金を受け取らない共産党だから、大企業の横暴をただせる」と呼びかけました。
アルバイトに向かう途中で足を止めた東京都東大和市の女子大学生(18)は「今の生活で大変なのに、老後に2000万円なんてためられない。今日聞いた提案に全部賛成です。初めての参院選は共産党にしようかな」と話しました。