2019年6月29日(土)
生きるための1票 共産党に
宝の議席 倉林・たつみ氏必ず
京都・大阪 小池書記局長が訴え
7月4日の参院選公示まで6日となった28日、日本共産党の小池晃書記局長は京都府長岡京市と大阪府高槻市で街頭演説し、大激戦となっている京都選挙区(改選数2)の倉林明子議員、大阪選挙区(同4)のたつみコータロー議員の宝の議席を何としてもと訴えました。「市民と野党の本気の共闘」の決定的な力は日本共産党の躍進だとして、井上さとし、山下よしき両議員ら比例7氏全員の勝利で「安倍自公政権と補完勢力に審判を下し、暮らしに希望を。暮らしに安心を」と力を込めました。
京都・長岡京市
京都・長岡京駅前の街頭演説では、年金者の市民が「政府に鉄ついを下そう」と激励。倉林氏は「商売人と庶民に重すぎる消費税増税の中止を。参院選で決着をつけよう」と訴えました。
小池氏は、参院選の大争点は「年金の7兆円削減か『減らない年金』か」だと強調し、給付自動削減の「マクロ経済スライド」をやめ、高額所得者の保険料引き上げなどで年金の立て直しや緊急の底上げを提案。「富裕層や大企業に応分の負担を求めた私の提案に、安倍首相は『ばかげた政策だ』と述べたが、今の景気低迷での消費税増税こそばかげた政策だ」と批判し、「共産党への一票で生きるための選択をしよう」と呼びかけました。
小池氏は倉林氏がこの6年間で、国会での質問・討論は239回に上り、消費税滞納分の分割納付を10万件認めさせ、国保税の滞納による差し押さえを全国で6万件以上停止させたと紹介。「京都にとっても、日本にとっても宝の議席、“政治の病”を治すために倉林さんが必要だ」と力を込めると、聴衆は歓声と拍手で応えました。
大阪・高槻市
大阪・高槻駅前の街頭演説では、たつみ氏が「コンビニのオーナーや労働者の働き方を変える。国会でフランチャイズ規制法をつくらせてほしい」と力を込めました。
小池氏は、28日に開幕したG20大阪サミットに先立ち、トランプ米大統領が日米安保はアメリカにとって不公平だと不満を示し、日本政府が震えあがっているが、日本の農産物を売り渡すことは許されないと指摘。4000億円の米軍「思いやり予算」など「日本にとってこそ不公平で不平等な条約だ」と述べ、行き詰まった米国追随外交をやめ、自主独立と平和の外交に変えようと強調しました。
さらに安倍首相が26日の会見で参院選の争点は「憲法を議論する政党か、議論しない政党か」と述べたことに対し、争点は「憲法を壊し戦争する国に進む政党か、憲法を生かし戦争しない国を守る政党かだ」と強調。日本維新の会について「改憲の旗を一番振っている。野党の中に紛れ込んだ安倍応援団だ」と批判しました。
小池氏は、たつみ氏が森友学園疑惑究明の先頭に立ち、大阪府内4000店舗のコンビニの実態調査をもとに、24時間営業の強制について、違法になり得るという公正取引委員長の歴史的な答弁を引き出したと紹介。たつみ氏の勝利で「安倍自公政権とともに、安倍政権を全面的に補完する維新政治を終わらせよう」と力を込めました。