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2019年6月28日(金)

かっ炭由来水素 輸入

高橋氏に国 福島での事業で認める

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(写真)質問する高橋千鶴子議員=11日、衆院復興特委

 日本共産党の高橋千鶴子議員は11日の衆院東日本大震災復興特別委員会で、政府が福島県浪江町で進める「福島水素エネルギー研究フィールド」についての多くの課題があることを指摘し、原発事故の被害者、町民の思いに応えた施策を求めました。

 「福島水素エネルギー研究フィールド」は、ふくしまイノベーションコースト構想の一つ。再生可能エネルギーから水素を製造・貯蔵・供給し、CO2を排出しない水素活用事業モデルの確立を目指します。造成地は、東北電力から、町が無償譲渡を受けた旧小高・浪江原発予定地です。

 高橋氏は、閣議決定された水素基本戦略に、「(水素)ステーションで1リットルあたり100円の価格を2030年までに30円に、さらに20円を目指す」とされていると指摘。「(価格を)下げるために、結局輸入するのか」とただしました。経済産業省の小沢典明調整官は「オーストラリアのかっ炭など安価な水素を大量購入するアプローチも考えている」と認めました。

 高橋氏は「原発事故の教訓からクリーンなエネルギーをうたい文句にしながら、化石燃料からの水素を輸入、かつ全国の原発は維持。これが町民の希望になるのか」と指摘しました。


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