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2019年6月27日(木)

維新、内閣不信任で悪罵

際立つ補完勢力ぶり

 日本維新の会が、自民、公明両与党の補完勢力ぶりを際立たせています。

 「共産党と同じ行動をとるのが死んでも嫌だ」。25日の衆院本会議で日本共産党、立憲民主党などの野党が提出した内閣不信任案への反対討論に立った維新の足立康史議員は冒頭にこう言い放ち、自民、公明と共に不信任案に反対しました。内政・外交などで安倍政権の6年半の行き詰まりが噴き出す現状に背を向け、与野党の攻防を「国会という芝居小屋で演じられる猿芝居」などと悪罵を投げつけました。

 同本会議には日本維新の会を除名された丸山穂高議員も出席し、内閣不信任案に反対しました。散会後、丸山氏は記者団に対し「ぶれずにしっかり仕事をして任期を全うしたい」などと述べ、「衆院の権威と品位を著しく失墜させた」と批判された衆院の糾弾決議の可決を無視し、議員に居座ると改めて表明。丸山氏を公認、当選させてきた維新の責任が厳しく問われています。

 自民党の下村博文改憲推進本部長は3日の民放番組で改憲実現に向け「大連立を組んだりするのも一つの考え方だ」と述べ、維新の会などが選択肢になると言及。参院選後に改憲勢力の結集をはかる狙いです。

 大阪では、4月のダブル選の後、公明党が翻意して、大阪維新の会が狙う「大阪都」構想の是非を問う住民投票の再実施に賛成し、「都」構想も容認。自民党も統一地方選後に就任した渡嘉敷奈緒美府連会長が同じく住民投票に賛意を示しています。


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