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2019年6月16日(日)

性暴力被害者の支援センター 全国研修会始まる

病院拠点型拡大を

 「性暴力被害者支援のためのワンストップ支援センターとは」をテーマに全国研修会が15日から2日間の日程で、大阪市内で始まりました。主催は性暴力救援センター全国連絡会です。

 ワンストップ支援センターは47都道府県に設置されていますが、緊急医療対応に有利な病院拠点型センターは11都府県12カ所にとどまっています。

 この日は、今年8月に病院拠点型への移行開設を目指す沖縄県性暴力被害者ワンストップ支援センターのとりくみが報告されました。拠点病院の医師は、今後の課題として「性暴力被害に適切に対応できる医療関係者の育成」をあげました。

 日本弁護士連合会の吉澤尚美弁護士は「病院拠点型への移行には国からの財政的支援が必要」と述べました。

 性暴力救援センター・大阪SACHICO代表で阪南中央病院産婦人科医師の加藤治子さんは、国の財政支援の根拠となる性暴力被害者支援法制定の必要性を訴えました。

 各政党からあいさつがありました。日本共産党のたつみコータロー参院議員が国会質問にふれ、刑法改正、ワンストップ支援センターへの国の財政支援強化、性暴力被害者支援法制定に全力をあげる決意を述べました。


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