2019年6月5日(水)
共闘勝利と共産躍進で希望わく政治に転換を
小池書記局長ら首都圏12予定候補が訴え
参院選公示まで1カ月
想定される参院選公示(7月4日)まで1カ月となった4日、日本共産党の首都圏の比例予定候補、選挙区予定候補12人全員が勢ぞろいした街頭演説が東京・新宿駅西口で開かれ、「市民と野党の共闘の勝利、日本共産党の躍進で、希望ある新しい政治をつくろう」との訴えが響きわたりました。多くの人がスマホで写真を撮り、通行人が足を止めて訴えを聞くなど注目を集めました。
進行役を務めた小池晃書記局長(比例予定候補)は「『くらしに希望を―三つの提案』を、消費税増税に頼らずに実現しよう。共産党への一票で、生きるための選択を」と訴えました。
梅村さえこ比例予定候補は「消費税ほど景気を悪くし、営業を破壊する税はない。共産党の躍進で増税を中止し、公平な税制に転換を」と強調。しいばかずゆき比例予定候補は「お金の心配なく学べる環境づくりこそ政治の仕事。授業料半減の仕事をやらせてほしい」と訴え、3日発表された、伊藤達也、小久保剛志、原純子、沼上徳光の各比例予定候補も決意を表明しました。
東京選挙区(改選数6)の吉良よし子参院議員は「国会追及で実現したブラック企業の社名公表が、ブラック企業をなくす力になっている。一緒に政治を変えていこう」と呼びかけました。
埼玉選挙区(同4)の伊藤岳予定候補は「F35の『爆買い』をやめ、特養ホームの緊急増設で、明日が見える介護を実現しよう」と訴え、茨城選挙区(同2)の大内くみ子予定候補は「原発事故が起きれば農業もくらしも再生できない。東海第2原発の再稼働を許さず、原発ゼロに」と強調しました。
神奈川選挙区(同4)の、あさか由香予定候補は「過労死、過労自殺がまん延する社会はおかしい。『8時間働けばふつうにくらせる社会』の実現を」と語り、千葉選挙区(同3)の浅野ふみ子予定候補は「大規模開発から災害対策に転換し、命を守る公共事業を実現しよう」と訴えました。
小池氏は「消費税増税中止、『くらしに希望を―三つの提案』」を紹介し、「1%の大金持ちのための政治はもうやめて、99%の国民がふつうにくらせる社会を実現しよう」と強調。安倍改憲について、「憲法に縛られている首相が自らへの縛りを緩めるための改憲の旗を振る。こんなひどい立憲主義の否定はない」と批判しました。
野党5党・会派の党首会談で参院選1人区で統一候補が実現し、市民連合と共通政策を合意したことを紹介し、「共産党の議席を増やすことが市民と野党の共闘を前に進める決定的な力だ」として、「首都圏が燃えに燃えて、日本の政治を変えよう」と力を込めました。
パン屋でアルバイトをしているという埼玉県川越市の男性(32)は「辺野古の米軍新基地建設中止とか、小池さんが話していたことは、本当に全部実現してほしい」と熱い期待を語り、「街頭演説の様子をSNSで紹介したい」と話しました。