2019年5月31日(金)
学費安く 返済不要奨学金を
“学生の街”でインタビュー
共産党政策「良い」「進めて」
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「学費高すぎませんか?」―。30日、学生たちが多く行きかう東京・JR御茶ノ水駅前で、学費や奨学金の問題について街頭インタビューをおこないました。学生・予備校生からは、「お金がなくても誰もが学べるようにしてほしい」など切実な訴えが。大学・短大・専門学校の授業料を速やかに半分に値下げするなどの日本共産党の提案には「とても良い」「そういう政策を進めて」との声が相次ぎました。
インタビューにあわせて行ったシールアンケートでは「学費を安くしてほしい」「返済不要の奨学金ほしい」に圧倒的多数が「はい」と答えました。
学び誰でも
日本大学に通う男子学生(21)=千葉県佐倉市=は、奨学金を借りる代わりに、両親からの仕送りで生活しており、卒業したら両親に全額返す予定だといいます。「学費のために1年間休学してアルバイトした友人がいる。(日本共産党の提案は)とても良いと思う。進めてほしい」といいました。
予備校に通う18歳の男性は、奨学金を借りている友人が生活のために長時間アルバイトしなければならず、大変な思いをしていると語りました。「やはり学費を下げてほしいし、返済不要の奨学金を実現してほしい」とのべました。
予備校生(19)=さいたま市=は、私立大学の1年目の学費が平均130万円にもなるとの記者の説明に、「とても学生がアルバイトで稼げるものではない」と驚きます。「学費が払えなくて進学に困難を抱える人もいる。誰でも進学できるようにスタートラインを整える政策は必要だと感じる」と話しました。
必要な人へ
そろって「返済不要の奨学金ほしい」にシールを貼ったのは順天堂大学1年生の2人。埼玉県草加市の女性(18)は「奨学金を借りている友人は返すのは大変だと言っている」。茨城県下妻市の女性(18)も「大学の学費は親が支払っているが大金だと感じる」と話し、学費を半分に値下げし、段階的に無償化をはかるという日本共産党の政策に「よいと思う」と答えました。
明治大学3年生の男性(20)は日本共産党の提案に「親の負担を考えれば安くなるのは良い。ぜひ進めてもらいたい」。月額3万円の給付奨学金を70万人にという提案について「もらえるのはうれしいが、切実な事情で奨学金が本当に必要とする人たちのための枠を増やしていってもらいたい」と話しました。
学費・奨学金についての日本共産党の提案
○すべての学生を対象に、大学・短大・専門学校の授業料を、すみやかに半分に値下げし、段階的に無償化をはかります。
○給付奨学金は、政府案の低所得者を対象にした制度に加えて、月額3万円(年額36万円)の給付奨学金制度をつくり、全体で70万人の学生が利用できるようにします。すべての奨学金を無利子にします。