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2019年5月26日(日)

カジノは効果マイナス

大阪 IR誘致を考える集い

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(写真)カジノ・夢洲開発を考える集い=25日、大阪市

 維新の大阪府市政が大阪市此花区の人工島「夢洲」(ゆめしま)にカジノを中核とする統合型リゾート(IR)を誘致しようとしていることについて考える集いが25日、大阪市内で開かれました。カジノ問題を考える大阪ネットワークなど7団体が共催しました。

 西川栄一神戸商船大学名誉教授が「夢洲開発を環境・安全の視点で検証する」、大野進全港湾労組関西地方本部委員長が「夢洲で物流拠点とIR・カジノが共存できるか」、桜田照雄阪南大学教授が「カジノは経済効果マイナス」と題してそれぞれ報告。「埋め立ての目的が廃棄物処分から土地造成になり、廃棄物処分機能を喪失させる。カジノ開発が新たな環境汚染源となる恐れがあり、地震津波に対する見方が安易すぎる」(西川氏)、「IRと万博の建設工事が長期にわたり、道路整備と重なり大量の工事車両の発生で港湾の物流輸送に支障を来す。事業者にとっても死活問題」(大野氏)、「マカオをしのぐ世界最大規模のカジノを夢洲に建設する計画。経済効果どころか、ギャンブル依存症、生産性低下、失業など韓国での社会的費用計算を見ても深刻な影響が出る」(桜田氏)と告発しました。

 リレートークでは「沈まない埋め立て地はない」「ギャンブルを『娯楽』とした府市の高校生向けリーフレットはおかしい」などの意見が出ました。


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