2019年5月26日(日)
トランプ氏来日 「貿易・軍事」が狙い
横須賀にF35B搭載の強襲揚陸艦
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トランプ米大統領は25日夕、専用機で東京・羽田空港に到着しました。新天皇即位後初の国賓として招いた安倍晋三首相は異常な厚遇で迎え、「強固な日米同盟」を内外に誇示する狙いですが、屈辱的な対米追随ぶりをさらけ出すだけです。
トランプ氏はツイッターで、27日の日米首脳会談について、「貿易や軍事について話し合う」と表明。到着直後の駐日米大使公邸での日米経済界との夕食会では、貿易に関し、「日本は長年かなり有利な状況にあった。もう少し公平にしようと思っている」と述べました。さらに、日本との貿易協定交渉に関し、「貿易不均衡を取り除き、公平で互恵的」であるべきだと要求しました。
軍事面では、24日に米海軍佐世保基地(長崎県)所属の強襲揚陸艦ワスプが横須賀基地(神奈川県)に停泊。甲板にはF35Bステルス戦闘機やMV22オスプレイなどが搭載されていました。
トランプ氏は28日午前、安倍氏とともに護衛艦「かが」を視察後、ワスプ艦上で演説を行います。米国の「戦没将兵追悼記念日」に合わせたものですが、F35B搭載が狙われている「かが」とワスプを並べることで、いっそうの軍事一体化とあわせ、日本政府がF35Bなど米国製武器の“爆買い”を誓約する場となりそうです。
一方、トランプ氏が滞在する都内は過去最高レベルの厳戒態勢が敷かれ、2万5000人の警察官が動員されています。
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