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2019年5月23日(木)

米艦船民間整備やめよ

横浜港 政府に畑野氏ら要請

しいば、あさか氏

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(写真)政府に申し入れる(奥の列左から)あさか、しいば、畑野の各氏と党市議団=22日、国会内

 日本共産党の畑野君枝衆院議員と横浜市議団は22日、国会で、民間施設を利用した米艦船の整備を二度と行わないよう、岩屋毅防衛相と河野太郎外務相に宛てて申し入れました。しいばかずゆき参院比例予定候補、あさか由香参院神奈川選挙区予定候補が同席しました。

 在日米軍は4月19日から5月10日の間に、横浜市内の三菱重工業の工場で、米海軍横須賀基地(横須賀市)に配備されているイージス駆逐艦ミリウスを整備しました。基地の外での整備は国内初とされています。

 申し入れに対し、防衛省担当者は、民間施設での米艦船の整備は基地機能を強化するものだとする参加者の主張を否定。民間施設の利用について「防衛大綱の方針に鑑みて意義ある取り組み。米軍艦艇の修理を日本企業が受注することは、まさしく、わが国の国内産業の基盤に資するものだ」と主張しました。整備に関する情報公開にも応じず、今後の利用も「あり得る」と答えました。

 しいば予定候補は、横浜港も自衛隊との共通整備基盤と位置付けられる懸念を指摘し、あさか予定候補は、米艦船の整備拠点を増やせば他国からの攻撃対象を増やすことになると批判。

 畑野氏は「安保法制の下、横浜市の中心部にある港の位置付けが大きく変わった。市民の不安を受け止めるべきだ」と主張しました。


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