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2019年5月20日(月)

国民に優しい社会を

共産党の提案に熱い注目

東京・池袋 志位委員長が訴え

 予想される公示日まで1カ月半に迫った参院選で日本共産党の躍進を勝ち取ろうと、志位和夫委員長は19日、東京・池袋駅前で街頭演説しました。広い駅前は、びっしりの人垣で熱気に包まれました。


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(写真)志位和夫委員長の訴えを聞く人たち=19日、東京・池袋駅東口

 志位氏が、「日本の命運がかかった参院選です。市民と野党の共闘勝利、共産党躍進で『安倍政治サヨナラ』、『希望と安心の日本』をつくる選挙にしましょう」と訴え。「暮らし」「平和」「民主主義」の三つの柱で日本共産党の提案を縦横に語ると、通行中の青年が「そうだ」といってこぶしを突き上げ、若い女性が「国保料、マジ高い」と話すなど、熱い注目が寄せられました。

 楽器練習の帰りだという会社員の男性(49)=板橋区在住=は、「力強く日本の未来を語っていてよかった。本当に国民に優しい社会じゃない。共産党に頑張ってほしい」と期待を語りました。

 訴えた東京選挙区(改選数6)の吉良よし子参院議員は、政府の「学費無償化」のゴマカシを告発し、「学費値下げこそ必要です」と強調。安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合呼びかけ人の山口二郎法政大学教授が激励の訴えをしました。池内さおり前衆院議員が司会をしました。

 「暮らし」の問題で志位氏は、「参院選で消費税10%ストップの審判を下そう」と訴え。「暮らしに希望を―三つの提案」((1)8時間働けばふつうに暮らせる社会(2)暮らしを支える社会保障を築く(3)お金の心配なく学び、子育てができる社会)を、消費税に頼らない別の道で実現すると述べました。

 「平和」について、安倍首相が参院選で「改憲の是非を問う」と述べたことを告発し、「安倍改憲サヨナラの審判を」と呼びかけ。「平和のための三つの提案」((1)北東アジアに平和の共同体を(2)核兵器のない世界を(3)米軍基地の特権をただし、あたりまえの主権国家を)を丁寧に語り、「国民多数の合意で日米安保条約を廃棄し、本当の独立国といえる日本を」と語りました。

 民主主義の問題で、ジェンダー、性暴力やハラスメント、LGBT/SOGI(性的指向・性自認)、ヘイトスピーチなどの課題で、「差別と分断をなくし、誰もが尊厳をもち自分らしく生きられる社会にしよう」と語りました。

 志位氏は、市民と野党の「本気の共闘」の実現に力を尽くすとともに、「財界中心」「アメリカ言いなり」のゆがみを大本からただす綱領をもつ共産党の躍進が必要だと強調。比例での躍進とともに、厚労省がブラック企業名の公表の通達で吉良議員の質問が契機になったことを明記したことを紹介し、「東京選挙区で吉良議員の『宝の議席』を必ず守り抜かせてほしい」と訴えました。


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