2019年5月16日(木)
被爆者の訴え 世界が共感
ヒバクシャ国際署名
連絡会が帰国報告
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ニューヨークで開かれた核不拡散条約(NPT)再検討会議第3回準備委員会に参加し、ヒバクシャ国際署名を提出したヒバクシャ国際署名連絡会は15日、帰国報告を東京都内で行いました。
同委員会に署名を提出した、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の木戸季市(すえいち)事務局長は、国連やニューヨークでの一連の行動を振り返り、世界の流れは核兵器廃絶に向かっている一方で、逆行も感じたと述べ、「危機だからこそ頑張らなければいけない。被爆者は人類を救う道を選び、自らを救う道を選んだ」と語りました。「被爆者の訴えを世界に広げていきたい」と、来年のNPT再検討会議への決意を語りました。
濱住治郎事務局次長は、署名提出の様子、NGОセッションで、胎内被爆者として初めて国連で証言したことをはじめ、各国大使への要請、懇談、若い人たちとの交流などを報告しました。
広島平和文化センター元理事長のスティーブン・リーパーさんは、木戸さんと濱住さんが、若い人や芸術、音楽に興味のある人の前で、証言したことを紹介。若い人たちは、「被爆者に心を動かされ、インターネットを活用して被爆の実相を知らせていかなければならない」と話していたことを語りました。
ピースボートの川崎哲(あきら)共同代表は、同準備委員会での米ロの対立の様子や、サイドイベントの様子を報告しました。