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2019年5月13日(月)

連続選挙のゴールは参院選――みんなの力で必ず躍進を

6中総 志位委員長が結語

 12日に開かれた日本共産党第6回中央委員会総会で、志位和夫委員長が討論の結語を行いました。

 志位氏は、討論の全体の特徴について、「たいへんに重要な総会となった。幹部会報告は、討論でも全国からの感想でも新鮮に明るく受け止められ、参院選勝利にむけた意気高い意思統一ができた」とのべるとともに、「この総会の真価は、これからの実践と、選挙の結果でためされます。総会を力に必ず勝利を勝ち取ろう」と訴えました。

 志位氏は、「統一地方選をふまえ、参院選にどういう構えでのぞむか」について、「私たちは連続選挙のただなかにいる。統一地方選挙では前進したところも後退したところもあるが、ゴールは参院選。ここで立派な成果をおさめよう」と強調。「統一地方選挙の必要最小限の総括は必要だが、いま大切なことは、『ただちに参院選のたたかいに生かす』という立場で、報告でのべた三つの角度からの教訓で、全党の気持ちを前向きに一致させることだ」として、「参院選への燃えるような決意を全党にみなぎらせ、ただちに踏み出そう」とよびかけました。

 政治論戦にかかわって、「二つの力点」の提起が、非常に積極的に受け止められたとして、「お互いにこの方向で努力したい」とのべました。討論で、「若い人に共感をもってうけとめられる内容だ」と語られたことにも触れて、「若い人の心に響く訴えをすすめたい」とのべました。

 討論の文書発言で出された核兵器禁止条約の署名・批准・発効にむけた取り組み、それをすすめる政府をつくるという課題について、「参院選でも大いに訴えていきたい」と回答しました。

 「日本共産党だから支持する」という積極的支持者を増やすとの方針に関して、討論を踏まえ、「『集い』が大事です。『集い』は、国民の関心、疑問にこたえて日本共産党そのものの魅力を伝える最良の場になる」と強調し、支部を基礎に広げていくことを訴えました。

 「比例を軸に」とした方針について志位氏は「『過去のどの参議院選挙にもなかったような割り切り方』で文字通り中心にすえる。この『主舞台』でどれだけ躍進の流れをつくれるか。複数定数選挙区でも、1人区でも、勝利のカギはここにある」と強調しました。

 選挙区の3現職区、複数定数選挙区での勝利にむけて、候補者の魅力の押し出しは大切だが、「土台は比例です。比例の躍進の上に魅力をのせる。これをやりきってこそ、はじめて勝利の道は開かれる」と訴えました。1人区について、「比例躍進の特別の条件がある」と指摘。複数区も、1人区も「比例を軸に」を貫いて勝利をつかもうとよびかけました。

 その上で「勝利をこじ開ける道は、『担い手』を広げること、『折り入って大作戦』を進めること」と強調。これまで対話・支持拡大が進まなくなった最終盤にようやく取り組んだという場合もあったが、それではこの方針を生かしきれないと指摘し、「いますぐ『折り入って大作戦』に取り組み、勝利の道を開こう」とよびかけました。

 最後に志位氏は、「参議院選挙必勝作戦」について、「7月4日までに、宣伝・組織でやるべきことを必ずやりきる。党の自力をつけながら選挙をたたかう。6中総決定を一刻も早く全党のものとし、みんなの力で躍進を勝ち取ろうではありませんか」と力を込めました。


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