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2019年5月12日(日)

参院選挙区 新潟で野党統一予定候補

うち越さくら氏を擁立

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(写真)決意表明する、うち越さくら氏(前列左から4人目)。前列左から黒岩、菊田、西村、1人おいて森、梅谷の各氏。後列中央は樋渡氏=11日、新潟市中央区

 参院選の新潟選挙区(改選数1)で、弁護士の、うち越(こし)さくら氏(51)を野党統一の無所属予定候補として擁立することが11日発表されました。

 記者会見には、市民連合@新潟の共同代表や、県選出の野党の国会議員、野党6党(立憲民主党、国民民主党、日本共産党、社民党、新社会党、緑の党)の代表、連合新潟の代表らが顔をそろえました。

 うち越予定候補は、「DV被害者や虐待を受けた児童の支援をしてきた経験から、多くの人が格差や不平等に苦しんでいる現状を変えるには、政治を変えるしかないと考えた」と決意表明。「本気の『原発ゼロ』に向き合い、対立を乗り越え、新しいエネルギー社会を実現したい」と訴えました。安倍政権が狙う9条改憲について、「個人を大切にするのが憲法だ。9条は、戦争で多くの命が奪われた反省に立ったもの。しっかり守っていきたい」と話しました。

 西村智奈美衆院議員(立憲民主党)、森ゆうこ参院議員(国民民主党)、菊田真紀子衆院議員(無所属)、黒岩宇洋衆院議員(無所属)の各国会議員と、国民民主党県連の梅谷守代表が決意表明しました。

 会見後、共産党の樋渡士自夫県委員長は、「今回は、市民とすべての野党の国会議員、すべての立憲野党が結集した。必ず勝たなければいけない」と話しました。

 参院選の新潟選挙区をめぐっては、自民党の現職、塚田一郎氏が4月、「下関北九州道路」について「総理とか副総理が言えないので、私が忖度(そんたく)した」と発言。副大臣を事実上「更迭」されています。

 会見で塚田氏の発言について問われたうち越氏は、「総理や副総理の顔色をうかがうような政治はやめさせたい。民主主義を取り戻したい」と話しました。


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