2019年5月8日(水)
足立から安倍政治ストップを 東京
区長・区議選 小池書記局長訴え
19日告示の東京都足立区長選・区議選(26日投票)を目前にした6日、大島よしえ区長予定候補=日本共産党推薦=と、日本共産党8人の区議予定候補全員必勝を目指して小池晃書記局長を迎えた街頭演説が同区の北千住駅西口前で開かれました。駅前デッキは聴衆の人垣であふれ、「共産党の躍進で暮らしに希望を。消費税増税は中止、暴走する安倍政治に足立からストップをかけよう」との小池氏の訴えに、「そうだ」の声援と拍手がおきました。
定数45の区議選は参院選の前哨戦として各党が力を入れる大激戦。街頭演説には、ぬかが和子、はたの昭彦、浅子けい子、西の原えみ子、山中ちえ子=以上現=、きたがわ秀和、こだま紀子、横田ゆう=以上新=の8区議予定候補が並び、区政の転換に向けた決意を熱く訴えました。日本共産党は現有7議席から1増の8議席をめざします。大島区長予定候補は「民意に背く政権は必ず倒される。今度の区長・区議選で民意を突き付け、安倍政権を倒していこう」と訴えました。
小池氏は、消費税10%増税をめぐる与党内の動揺や安倍9条改憲の危険などを告発し、「選挙で審判を」と訴え。「違憲論争に終止符を打つ」という安倍首相の言い分について、「自衛隊は違憲だという批判があったからこそ、政府は憲法との適合性の説明責任を負わされ、海外派兵の歯止めになってきた。これに『終止符』が打たれたら歯止めが完全に失われ、海外派兵が無制限に拡大してしまう」と警鐘を鳴らし、「戦争する国にはしないという願いを、党派を超えて日本共産党に託してください」と力を込めました。
足立区政に言及した小池氏は、国保料が19年連続で値上げされ、介護保険料は東京23区で一番高い一方、区のため込み基金は1601億円にものぼると指摘。「足立区にないのはお金ではない。住民の痛みをわが痛みとする心です。ならば一番痛みがわかっている大島さん、日本共産党に区政を変える仕事をたくしてください」との訴えに、「そうだ」の声が飛びました。
自民党が「0歳児は認可保育から外せ」などと主張する中、共産党は20年前から認可保育所を増やせと求め続け、この4年間で42園の増設計画をつくらせました。自民党が「自分の命は自分で守れ」とがん検診の無料に反対する一方、共産党は繰り返し無料化を求め、負担軽減を実現させました。小池氏は「区長提案の介護保険料の値上げ条例、国保料値上げ条例に反対したのは日本共産党だけ。国政野党も、足立区議会では与党として賛成しています。国政でも区政でも一貫して住民の立場でものをいう政党を選んでください」と党予定候補への支持を呼びかけました。