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2019年4月28日(日)

米兵犯罪「もうたくさん」

北谷事件受け ジェーンさん会見

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(写真)北谷町で起きた米海軍兵による女性殺害事件について会見するジェーンさん=26日、沖縄県庁

 沖縄県北谷(ちゃたん)町で13日に起きた米海軍兵による女性殺害事件を受け、2002年に神奈川県横須賀市で米兵から性的暴行を受けたキャサリン・ジェーン・フィッシャーさん(オーストラリア出身)は26日、沖縄県庁で記者会見し「これ以上、沖縄の人々の命を奪わないでほしい。イナフ・イズ・イナフ(もうたくさんだ)」と訴えました。

 二次被害も含む自らの経験から、日米地位協定の改定や同様の犯罪の防止と被害者支援を求める活動に取り組むジェーンさん。会見の前に県基地対策課の職員と面談し、米兵によるDV(ドメスティックバイオレンス)や性犯罪の被害を受けた人が利用しやすい相談窓口の設置や、カウンセリング制度の創設などを要請しました。

 沖縄で戦後から繰り返される米兵による凶悪事件について「なぜ根絶できないのか。米軍は恥だと思わなければならない。『沖縄のために米軍はいる』と言うが、反対に沖縄の人たちが殺されている。日本政府は対応が甘過ぎる。私が日本政府の代表となって米軍に言いたいぐらいだ」と厳しく批判しました。

 ジェーンさんは「もう被害者を出さないでほしい。沖縄の人たちの声を世界に届けたい」と力を込めました。


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