2019年4月26日(金)
朝鮮半島情勢改善へ会談
ロ朝首脳 8年ぶり
ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長による初の首脳会談が25日、極東ウラジオストクの極東連邦大学で開かれました。両首脳は1対1の会談と拡大会合で合わせて約3時間会談。プーチン氏は拡大会合の冒頭、1対1会談で朝鮮半島情勢の改善に向けて話し合ったと明らかにしました。
ロシア大統領府によると、プーチン氏は「(1対1の会談で)朝鮮半島情勢が改善に向け良好な展望を持つために、どのように、何をしなければならないのか意見交換をした」と語りました。
金氏は今回の会談で「朝鮮半島と地域情勢について意見を交わし、今後戦略的にこの地域の安定を図って、共同で情勢を管理していく問題について深みのある意見交換をしたい」と述べました。
またプーチン氏は、南北対話の進展と米朝関係正常化について、金氏の努力を「無条件に歓迎する」と発言。金氏のロシア訪問が「現在、進んでいる肯定的なプロセスを支援するためにロシアに何ができるかを、理解する上で役立つと確信する」と述べました。
ロ朝首脳会談は2011年8月、メドベージェフ大統領(当時)と故金正日(ジョンイル)総書記が行って以来、8年ぶり。