2019年4月19日(金)
消費税増税に揺れる自民党
共産党勝利で断念を
東京4カ所 小池書記局長が訴え
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一票を争う大激戦のまま最終盤に入っている統一地方選後半戦(21日投票)で、日本共産党の候補者全員の当選を勝ち取ろうと、小池晃書記局長は18日、東京で区長・区議選をたたかう板橋、豊島、文京、墨田の4区を駆けめぐり、「共産党の候補者全員を当選させ、10月からの消費税10%増税キッパリ中止の審判を」と訴えました。
消費税増税問題で小池氏は、自民党の萩生田光一幹事長代行がインターネットテレビ番組で、「増税分を増税対策に使うなら、増税しなければいい」との小池氏からの指摘について、「説得力がありますね」と答えたことを紹介した上で、「崖に向かってみんなを連れていくわけにはいかない」と語ったことに言及。「自民党の幹部まで、このまま消費税増税をしていいのか、といいだした。今度の選挙で共産党を伸ばせば決定打になる。消費税増税をキッパリやめさせる一票を託してほしい」と力を込めました。
■板橋
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板橋区では、市民と野党の共闘の松島みちまさ区長候補が訴え。区議選(定数46)で前回9議席の絶対確保をめざし、かなざき文子、小林おとみ、竹内愛、いわい桐子、荒川なお、吉田豊明、山内えり=以上現=、石川すみえ、山田ひでき=以上新=の各候補が並び、山田候補が決意を表明。小池氏は、区が集会所や児童館を廃止する一方、駅前などで大型開発を進めていると告発。区議団の奮闘で特養ホーム4カ所、認可保育園19カ所増設させたと紹介しました。
■豊島
豊島区では、共産、立憲民主、自由、社会の各党が推す山口みのる区長候補が訴え。定数36で現有6議席の確保をめざす区議選で、かきうち信行、渡辺くみ子、ぎぶさとる、森とおる、小林ひろみ、清水みちこ=以上現=の6候補がそろい、かきうち氏が訴え。小池氏は、国保料を10年連続値上げしながら、大型開発を優先する区政を批判。区議団が4年で認可保育園を39園増やしたと紹介し、「全員当選で、自公、都民ファの逆立ち政治を転換しよう」と呼びかけました。
■文京
文京区では、小竹ひろ子区長候補、定数34を争う区議選では前回7議席の確保をめざして、まんだち幹夫(現)、関川けさ子(現)両候補が決意表明。小池氏は、区役所業務の民間委託が進められ、施設使用料や学童の値上げが続く一方、ため込み金は679億円だと告発し、区議団などの取り組みで、認可保育園を28園増設し、特養ホームを13年ぶりに開設させたと紹介しました。
■墨田
墨田区では、鈴木順子区長候補が訴え。現有5から6議席への前進を目指す区議選(定数32)で高柳東彦、はらつとむ、村本ひろや、としま剛、あさの清美=以上現=、山下ひろみ=新=の6候補がそろい、高柳候補が決意を語りました。小池氏は、中小業者支援の商工費を大幅削減し、中小企業センターを廃止した区政を批判。区議団の豊かな実績とともに、介護保険料1万円の値下げ、学校給食無料の提案を紹介し「全員当選でこの提案を実現しよう」と訴えました。