しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年4月16日(火)

アイヌの尊厳 大事に

新法案 紙議員ら関係者と懇談

北海道新ひだか町

写真

(写真)アイヌの人たちと懇談する(左から)山添、紙、はたやまの各氏=12日、北海道新ひだか町

 国会で審議中の、アイヌ民族を「先住民族」と初めて明記するアイヌ新法案について、日本共産党の紙智子、山添拓の両参院議員は12日、北海道新ひだか町で、法案の課題や要望を聞くため道内のアイヌ関係者と懇談しました。はたやま和也前衆院議員、菊地日出夫日高町議、谷園子新ひだか町議らが同席しました。

 同法案は、11日の衆院本会議で、共産党を含む賛成多数で可決し、16日から参院での審議が始まります。

 質問する予定の紙議員は「賛成しているとはいえ、反対論も多く出され、問題点も多々あるので、今後の議論の中で問題点を明らかにし、見直しさせることも必要だ」と語りました。

 平取アイヌ協会の木村二三夫副会長は「国会議員も国民もアイヌの歴史について知らなさすぎる。アイヌの人権、尊厳を守ることが大事だと知ってほしい」と要望しました。

 紋別アイヌ協会の畠山敏会長は「アイヌの生活向上、生業(なりわい)対策が欠落している。紋別ではサケの採捕を求めている」と話しました。

 紙議員は「政策作成にアイヌの人が参画する場がなく、アイヌ自身が主体となって意見をまとめる場が必要。党としてみなさんの意見も聞きながら反映させるようにしていきたい」と訴えました。


pageup