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2019年4月13日(土)

原産協会「あつまれ! げんしりょくむら」

「無神経すぎる」 批判殺到、HPから削除

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(写真)「あつまれ!げんしりょくむら」のトップページ

 「日本原子力産業協会」(原産協会)が開設した「あつまれ!げんしりょくむら」と名乗ったホームページに対し、ツイッターで「無神経過ぎる」などの批判が殺到。原産協会は12日、「不適切な表現があった」として削除しました。

 原産協会は、原発にかかわる東京電力をはじめとした電力会社、ゼネコン、プラント・施設メーカー、立地自治体などでつくる団体です。

 「原子力村」とは、原発利権に群がる集団を批判的に呼ぶ言葉。原産協会は自ら「げんしりょくむら」と名乗り、お祭り騒ぎのイラストまで掲載。「日本原子力産業協会が制作する次世代層向けサイト」と紹介していました。

 欧米の原発推進団体の代表らのコメントを掲載して、「日本のみなさんに言っておきたい。原発を再稼働してくれてありがとう」「原発を再稼働すればするほど、化石燃料の使用が抑制され、“ぜんそく”の子供(ども)やガン患者を減らすことができます」などといっていました。

 ツイッターでは、批判が相次ぎました。

 「神経を疑うわ。『原子力村』って言葉は利権に群がるこやつらの別称として生まれたわけで、開き直ってどうするの?」「原発安全神話を振りまいて人災事故を起こして故郷を奪っておいてこれか」「原発事故で故郷に帰れない人達(たち)が大勢いるのに、無神経過ぎないかこのサイト」「福島原発事故は多くの人々の故郷を奪い、生活を破壊し、心に傷を負わせたのに」


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