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2019年4月13日(土)

性暴力無罪 許せない

東京 不当判決に400人抗議

たつみ議員参加

写真

(写真)性暴力と性暴力被害への不当判決に抗議して集まった人たち=11日夜、東京駅前

 娘と性交し準強制性交の罪に問われた父親に「被害者が抵抗不能な状態だったと認定できない」と無罪判決が言い渡されるなど、性暴力犯罪の裁判で無罪判決が相次いでいるのに抗議し11日、「性暴力と性暴力判決に抗議するスタンディング」が東京駅前で行われました。ツイッターでの行動呼びかけにこたえ「被害者を守らない司法はNO」などのプラカードや花束を持った女性らが続々と駆けつけ、約400人が「性暴力は許さない」と声を上げました。

 よびかけ人で作家の北原みのりさんは、相次ぐ無罪判決を批判し「司法を変えていこう」とあいさつしました。作家の雨宮処凛さんや漫画家の田房永子さんをはじめ、女性が次々にマイクをとってスピーチしました。

 小説家の深沢潮さんは「(性暴力被害の裁判をたたかう)伊藤詩織さんや立ち上がっている人を見て、コップのなかにたまった水が表面張力であふれそうになっているのを感じる。もう水をこぼして新しい水に入れ替えなければいけない」と語りました。

 財務次官のセクハラ事件をきっかけに発足したメディアで働く女性ネットワーク代表世話人の林美子さんは「世の中は変えられる。変えていこう」と訴え拍手に包まれました。

 日本共産党のたつみコータロー参院議員が参加しました。

 初めて抗議行動に参加した東京都内の女性会社員(29)は、「このままだといいようにされてしまう。行動しないといけない」と話しました。


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