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2019年4月9日(火)

当選の報 被災者と聞く

16年ぶり党議席獲得

札幌市議選・清田区 吉岡氏

写真

(写真)松原氏と握手する吉岡氏=8日、札幌市清田区

 前回8議席から10議席に前進した札幌市議選。清田区では16年ぶりの議席獲得です。

 昨年9月の北海道地震で震度5強を記録し甚大な被害に見舞われた同区で、日本共産党の吉岡弘子さん(67)は、自らも被災しながら党員とともに600世帯を一軒一軒訪ね、被災者の苦しみに寄り添ってきました。あれから7カ月。8日午前1時半、被災者らと聞いた当選の知らせでした。

 吉岡さんが聞いて回った人たちのなかから「吉岡さんを市議にしたい」と周りに広げてくれる新しいつながりが次々生まれました。

 「被災して心が沈んでいましたが、吉岡さんの当選は、久々のうれしいニュースです」と話すのは、松原宏悦さん(76)。他党議員の後援会長でした。「地震で被災した時、吉岡さんは、真っ先に飛んできて、一生懸命行政とのつながりをつくってくれました。この人はすごいと思った」

 被災者は揺れや音に過敏です。「当選を聞いて、大声で『やったー』と叫びたかったけど、近所迷惑になるので、小さな声で万歳しました」と選対本部長代理を務めた林健彰さん(71)。「『日本共産党』の赤い腕章をつけて、被災地を回ったのはいまでも私たちの誇りです」と涙をこらえて話しました。

 吉岡さんは「バス停であいさつするおばちゃんが市議会に乗り込みます。切実な要求を一歩でも二歩でも前進させるため、体当たりでぶつかっていきます」と意気込みます。


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