2019年4月6日(土)
大阪市なくすな 維新政治ストップ
知事・市長ダブル選あす投票
小西・柳本候補が猛追
| |
|
大阪府知事・大阪市長ダブル選は、元副知事の小西ただかず知事候補、元市議の柳本あきら市長候補が、大阪維新の会の知事、市長候補を激しく追い上げる中、7日の投票日を迎えます。
維新代表の松井一郎市長候補(前知事)、維新政調会長の吉村洋文知事候補(前市長)のスローガンは「大阪の成長を止めるな」。府市の「二重行政」を解消し成長を図るのが「大阪都」構想で、万博・IR(カジノを中核とする統合型リゾート)を誘致することで人工島・夢洲(ゆめしま)を大阪の成長の「西の拠点」にすると宣伝しています。
これに対し、大阪市を廃止・分割する「大阪都」構想の議論に終止符を打つ立場を鮮明にしている小西、柳本両候補は「(2015年の)住民投票で決着ずみ」「(成長どころか)大阪市をなくすことは大きな損失」と反論。維新府市政の下で、失業、企業流出、貧困、教育現場の疲弊、犯罪などが深刻になっており、中小企業・商店街振興で「商都大阪の復権」「貧困の連鎖を断ち切る大運動」などを呼びかけています。
「『大阪都』構想ストップ」「維新政治を終わらせる」立場から小西、柳本候補を自主的に支援する日本共産党と「明るい民主大阪府政をつくる会」「大阪市をよくする会」は連日、宣伝・対話で「都構想・カジノ第一」から「くらし第一」の府・市政へのチェンジを訴え。維新が「二重行政の解消」と称してやったのは住吉市民病院の廃止であり、維新府政が中小企業のものづくり支援予算を4分の1に、小売業振興予算を25分の1に減らしたことを批判し「人の不幸で成り立つカジノで成長などあり得ない。中小企業を主役に大阪経済を立て直そう」と呼びかけています。