2019年4月3日(水)
性暴力被害者救援センター
交付金の対象広げて
辰巳氏
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日本共産党の辰巳孝太郎議員は3月26日の参院予算委員会で、性暴力被害者救援ワンストップセンター事業への交付金増額を求めました。
ワンストップセンターの2019年度交付金予算は概算要求から1・4億円減額されました。辰巳氏は、24時間化を進める予算などが削られたと批判。麻生太郎財務相は「24時間化の予算は前年度から8カ所増だ」と答えましたが、辰巳氏は20カ所増の要求を財務省が削った結果だと指摘しました。
辰巳氏は、同交付金に被害者の医療費が含まれるが、大阪府は申請していないと告発しました。内閣府は「被害の潜在化、再被害防止のため警察への相談を推奨している」と府から聞いていると答弁。辰巳氏は「警察に行けない人が多いからセンターを整備している。あり得ない理由だ」と批判しました。
辰巳氏は、「被害者の範囲を広くとり、国から問題視されたら困る」と大阪府が説明しているとし、センターの支援する対象範囲に国が細かく立ち入るのかと質問。内閣府は「都道府県、センターの意向に沿った形で申請し、それを国が認める」と答弁。辰巳氏は、大阪府のやる気次第だとした上で、そもそも少な過ぎる国の予算を大幅増額すべきだと主張しました。