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2019年3月30日(土)

「都」構想 断固反対

小西・柳本両氏が発言

 大阪府知事・大阪市長のダブル選(4月7日投票)の立候補者4氏が28日、インターネット動画サイト「ニコニコ生放送」でのネット討論に臨み、大阪市を解体する「大阪都」構想などをめぐって論戦を交わしました。

 大阪維新の会の吉村洋文知事候補が「大阪の成長に必要なのは司令塔の一本化だ」と大阪市を解体して一連の権限や財源を府に移す「都」構想の実現を主張したのに対して、柳本あきら市長候補は、「都」構想は、大阪市を廃止し半人前の自治体である特別区に分割するものであり、住民へのサービスも低下すると述べ、断固反対を表明しました。小西ただかず知事候補は「むしろいま大事なのは府と(府内)43市町村が連携してオール大阪の成長戦略をつくることだ」と強調しました。

 吉村氏が、大阪市夢洲(ゆめしま)での2024年のIR(カジノを含む統合型リゾート)開業を主張したのに対し、小西氏は「年限を切って推進するつもりはない。府民の理解が大前提だ」と強調。柳本氏も「(府と基礎自治体の)話し合いで進めていくことが重要だ」と述べ、結果的に誘致しないことになったとしても「すべて悪だというわけではない」と述べました。

 吉村氏が「小西さんも柳本さんも自公だけじゃなく立憲や共産の支援も受けている」「それでどうしていくのか」などと述べたのに対して、小西氏は「私は(府民の)代表として府民の意見を踏まえて府政を展開していきたいと思っている」と表明しました。


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