2019年3月28日(木)
北海道議選帯広市区 佐々木とし予定子候補
誠実に共闘 春呼ぶ熱い期待
他党道議が次々エール
市民と野党の共闘を誠実に追求してきた日本共産党に勝ってほしい―。北海道議選(29日告示、4月7日投票)の帯広市区(定数3)から立候補する日本共産党の佐々木とし子予定候補(64)=新=への熱い期待が党派を超えて広がっています。(伊藤佑亮)
知事選がスタートした21日夜、降りしきる雪をついて、市民と野党統一の石川ともひろ候補は地元、帯広市で街頭演説をしました。
応援演説に立った道議の一人は「勝利すれば十勝から初めての知事。石川知事を支えるために十勝の野党の道議が増える必要がある」と強調。「帯広で一人ではだめ、佐々木とし子さんが決意されました。共産党のみなさんは石川香織さん(立憲民主党衆院議員)の時も応援し、今回、ともひろ候補を支援しています」と共産党にエールを送りました。
力関係変える
訴えたのは北海道結志会の池本柳次会長(無所属)。今回、十勝区(定数4)から出馬する現職道議です。
帯広市区は予定候補者4人のうち2人が自民党で、帯広で自民を落とすことが道議会での力関係を変えていくことになると語る池本氏。「われわれも佐々木さんを道議会へ浮上させるために力を出そうじゃないかとの意味を込めました。共産党と政策上の違いはありません」と言います。
市民と野党の共闘が分断の危機にさらされた2017年衆院選。日本共産党は、帯広市を含む北海道11区で佐々木選挙区候補の立候補を取り下げ、立民の石川香織氏の勝利へ全力を挙げました。
当選を果たした香織氏。18年4月の帯広市議補選では、大平りょうすけ共産党市議候補を支援しました。
日本共産党十勝地区委員会の佐藤糸江委員長は「衆院選は党の比例票が石川さんにつながり、共闘効果でさらに上積みしました。野党共闘を身をていしてたたかった党の姿が信頼を深めたと確信します」と話します。
女性議員の火
道東初の女性道議として5期20年道議を務めた十勝区の佐々木恵美子道議(立民)は「女性議員の火を十勝でともし続けてほしい」と、「祈必勝」の為書きも党地区委員会に持参しました。
「野党共闘の共産党が道議会にいなくてはなりません。暮らしや福祉を守るため、頑張ってほしい。とし子さんは芯が強い女性です。とし子さんならやってくれると思います」と期待を込めました。
共闘を力に党と後援会、4人の市議・候補が大奮闘しています。
週4回、朝の定点宣伝は昨年10月から327回に。車から手を振って「頑張ってよ」と声が飛び、これまで共産党を支持していなかった人からも「表立って言えないけど、応援している」。
帯広駅前でのメガホン宣伝。「消費税10%絶対ストップ」「国保料を大幅引き下げを」との声を上げ、帰宅中の高校生や市民がいっせいに注目しました。
4年前に続く道議選挑戦の佐々木氏は「期待は前回とは比べものにならないくらい違います。知事選での石川さんの勝利と帯広で初の党の道議席を獲得し、石川知事を支える道政へ転換させたい」と意気込みます。