2019年3月27日(水)
激戦2019統一地方選
大阪市議選 東淀川区(定数5) 長岡ゆりこ(48)=新
みんなの思い届く大阪へ
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「みなさんとともに大阪の未来を描くため、私に意見を寄せてください」―。10日の事務所開きでは、長岡ゆりこ市議予定候補(48)=新=のよく通る声が響きました。大阪市議選東淀川区(定数5)で岩崎けんた市議に代わり、初めて市政に挑戦します。
東淀川区は定数が6から5議席に減る中、他党は維新2(現)、公明(現)、自民(現職から新人へ交代)、立憲民主(新)が立候補する見込みで、5議席を6人で争う混戦です。
積極的に声かけ
長岡予定候補は行動力と明るい笑顔がトレードマーク。新日本婦人の会大阪府本部に事務局次長として勤務した経験を生かし、抜群の対話力で住民の話に耳を傾けます。シングルマザーで息子を育て、保育園や学童の保護者会会長をした経験から、子育ての相談に数多くのってきました。
「みんなで描こう、大阪市の未来」をキャッチフレーズに、宣伝中も道行く人に積極的に声をかけます。「1日1回は楽しい対話があるんです」とほほ笑みます。
住民からは「街が全体的に汚い。道路の白線も消えている。道がデコボコしていて自転車でも通りにくい」「高齢者は病院や区役所に行く足がない。バスを増やして」「公園の遊具が汚く、子どもを遊ばせられない」などの悩みが出てきます。
長岡予定候補は「地域で子育てしてきたので、今まで政治に関心がなかった人たちとも一緒に選挙を盛り上げたい。『自分たちの思いが大阪市まで届くんだ』と実感する市政をみんなでつくっていきたいです」と語ります。
こだわりの宣伝
若者を中心に宣伝物にもこだわり、長岡予定候補の明るさと行動力を写真で効果的にアピール。政策は「大阪市の公共事業をできるだけ地元中小業者に発注し、生活できる人件費を保障します(公契約条例)」など、誰にでもわかりやすい言葉を意識しました。SNS(インターネット交流サイト)での情報拡散、宣伝に参加など、できる範囲から手伝える「ゆりこサポーターズ」(ゆりサポ)の活動も広がっています。
宣伝中、1歳の子どもと自転車で通りかかった女性(38)は「この子が待機児童になってしまったので働けない。保育園を増やしてほしい」と話し、長岡予定候補のビラを勧めると「読みます」と受け取りました。(栗山萌実)