2019年3月25日(月)
柳本氏「大阪市 存続し発展」
6政令市長選が告示
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大阪市長選が24日告示され、大阪市を廃止・分割する「大阪都」構想に固執する大阪維新の会が仕掛けた知事選とのダブル選が本格化しました。投票は4月7日です。
市長選は、元大阪市議の柳本あきら候補(45)と、維新代表で前知事の松井一郎候補(55)との一騎打ち。知事選は、元副知事の小西ただかず候補(64)と、維新政調会長の吉村洋文候補(43)の対決です。日本共産党も加わる「大阪市をよくする会」「明るい民主大阪府政をつくる会」は、「大阪都」構想ストップ、維新政治を終わらせる立場から、柳本市長候補、小西知事候補をそれぞれ自主的に支援しています。
柳本市長候補は出陣式で、大阪市をなくす「都」構想の対案は「大阪市を存続」させた上での経済発展であり、大阪市分割に1500億円使うより子育て・教育などに使うべきだと力説。小西知事候補は「『都』構想の破綻は明白。成長を分かち合える大阪に」と訴えました。
一方、維新の松井市長候補は第一声で「府市一体でこそ成長できる」と大阪市解体に執念を見せました。人工島・夢洲(ゆめしま)にカジノを中核とした統合型リゾート(IR)を造る計画について、「カジノに心配がある」「リスクはある」と認めた上で「何のリスクもなく成長するなんてない」と、あくまで推進する構えを示しました。