2019年3月22日(金)
維新政治終わらせよう
大阪府知事選 小西氏訴え
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大阪府知事選が21日に告示され、24日告示の大阪市長選とのダブル選(4月7日投票)がスタートしました。今回のダブル選は、大阪市を解体する「大阪都」構想のごり押しを狙う大阪維新の会の知事と市長が、党利党略で、任期途中で公職を投げ捨て、ポストを入れ替えて出馬することに伴うものです。
知事選に立候補した元副知事の小西ただかず候補は事務所前で、「府民不在の維新の暴挙に府民が大きな怒りの声を上げる必要があると思い立候補した」と表明。「今回の選挙は維新府政を終わらせ、都構想議論に終止符を打つ絶好の機会」「大阪の土台である中小企業・商業者は、まだまだしんどい状態。子どもの貧困・虐待問題も深刻だ。そうした課題に全力で取り組む」と訴えました。
市長選に立候補する柳本あきら元市議は「都構想で大阪府が『都』になるわけではない。ただ単に大阪市を特別区に廃止・分割するだけだ。そこに1500億円以上ものお金を使うなら、もっと子育て・教育・防災に」と主張。「力を合わせて大阪を取り戻そう」と呼びかけました。
両氏は無所属で立候補し、自民党、公明党府本部などが推薦。立憲民主党府連などが自主支援し、日本共産党も「『都』構想ストップ、維新政治を終わらせる」立場から自主的に支援します。
大阪維新は大阪市難波で第一声を上げ、知事選に出馬した吉村洋文前大阪市長が「都」構想は「絶対に諦めない」などと強調。市長選に出馬する松井一郎知事は「相手陣営は『大阪市がなくなる』しか言わないが難波高島屋の前がなくなるのか」などと詭弁(きべん)を弄(ろう)しました。