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2019年3月19日(火)

「都」構想と維新政治 終わらせる

大阪ダブル選 小池書記局長が会見

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(写真)記者会見する小池晃書記局長=18日、国会内

 日本共産党の小池晃書記局長は18日の記者会見で、大阪府知事選と大阪市長選(4月7日投票)への態度を問われ、党大阪府委員会が、同府知事選では「大阪都を終わらせる」と述べている元副知事の小西禎一氏を、同市長選でも、「都構想に終止符を打つ」として自民党の参院選公認候補を辞して無所属で立候補する柳本顕氏をそれぞれ自主支援することを決めたことを明らかにしました。

 小池氏は、小西氏が都構想反対を明言するとともに、府の総務部長、副知事在任中に維新政治に対する“疑問と批判”を持ったと語ったことを紹介。同氏の姿勢は、都構想をストップさせ維新政治を終わらせたいと願う広範な府民と共同しうるものだと強調しました。

 一方、小西氏がカジノ問題では、「依存症対策など懸念がある」としながら、「幅広い府民の意見を踏まえたIR(統合型リゾート)の推進」としており、「維新の『カジノゴリ押し』とは一線を画しているが、『大阪にはカジノはいらない』という立場ではない」と指摘しました。

 小池氏は「しかし、大阪市を解体し地方自治の土台を壊す『都』構想は、他の政策課題とは次元が異なる『異質の悪政』だ」と強調。「政策の違いを超えて『都構想を止め、維新政治を終わらせてほしい』という大阪府民の強い願いを受け止めた、大義ある共同だ」と述べました。

 その上で、大阪府知事選・市長選は、大阪府議選や政令市の大阪・堺両市議選と同時にたたかわれると指摘。「これらの議員選挙で日本共産党を躍進させることが、維新政治を終わらせ、さまざまな政策課題で住民が主人公の政治をつくる決定的な力になる。日本共産党は“カジノよりも暮らしの安心、希望を”“大阪都ストップ、維新政治転換を”の旗を高く掲げてたたかい、それが幅広い府民の一致になるよう全力を挙げる」と表明しました。


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