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2019年3月19日(火)

小西・柳本氏を自主的支援

大阪府知事・市長選 「会」と共産党が表明

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(写真)府知事選への対応について記者会見する「明るい民主大阪府政をつくる会」の人たち=18日、大阪市

 大阪府知事・大阪市長ダブル選(4月7日投票)をめぐり、日本共産党も加わる「明るい民主大阪府政をつくる会」と「大阪市をよくする会」は18日、それぞれ大阪市内で記者会見し、「『大阪都』構想ストップ、維新政治を終わらせる」立場から、知事選では元副知事の小西禎一(ただかず)氏(64)、大阪市長選では元市議の柳本顕(あきら)氏(45)を自主的に支援すると発表しました。

 同ダブル選は、大阪市を廃止・解体する「大阪都」構想が行き詰まるなか、大阪維新の会代表の松井一郎知事、同政調会長の吉村洋文大阪市長が「改めて民意を問いたい」と辞職願を出したことに伴うもの。ポストを入れ替えて知事選、市長選に臨み、新たに4年の任期を得るとともに、府議選、市議選と同日選にすることで「選挙を盛り上げ」(松井氏)府市議会ともに維新単独過半数を狙うもので、メディアからもいっせいに「党利党略」「府市民不在」との批判が起きています。

 小西氏、柳本氏は出馬会見でともに、維新の手法を批判し、「大阪都」構想の議論に終止符を打つ考えを表明しています。

 日本共産党大阪府委員会の柳利昭委員長は同日、コメントを発表し、カジノ問題など政策で一致しないものがあるが、「都」構想は、大阪市を解体し地方自治の土台そのものを破壊するもので、「異質の悪政」だと指摘。「都」構想に終止符を打ち、維新政治を終わらせるチャンスであり、それぞれの立場を乗り越えて共同することは大義があると強調しました。


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