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2019年3月17日(日)

「増税+国保値上げ」のダブルパンチ 共産党躍進ではね返そう

高知 松本氏を野党統一候補(高知 徳島)に

志位委員長が訴え

 日本共産党の志位和夫委員長は16日、高知市で、統一地方選と参院選で日本共産党の連続躍進をめざす演説会で演説しました。志位氏は「高すぎる国保料(税)が統一地方選の大争点に浮上してきています」とのべ、全国8割の自治体で、年収400万円、4人世帯で平均4万9千円の値上げの危険があると指摘し、「同じモデルで消費税2%増税による負担増は4万円程度。それに匹敵する値上げです。安倍首相は“消費税増税分をそっくり返す”といいながら増税分に匹敵する保険料値上げを押し付ける。“消費税値上げは社会保障のため”といいながら増税とセットで保険料値上げのダブルパンチ。“やらずぶったくり”とはまさにこのことです。『増税プラス国保値上げ』のダブルパンチを共産党の躍進ではね返そう」と訴えると、大きな歓声と拍手が起きました。(関連記事)

 国保料(税)は、安倍政権の号令で今年度から「都道府県化」が始まり、各都道府県に「標準保険料率」=「値上げ目標」を決めさせ市町村に圧力をかけています。

 志位氏は、高知市では現在42万円(年収400万円、4人世帯)の国保料が、県の「19年度・標準保険料率」では49万円へと7万円の値上げの危険が迫っていると指摘。「値上げを止め、国保の大幅値下げが必要です。公費1兆円を投入すれば、42万円から27万円になります。共産党の躍進で、大幅値下げを」とよびかけました。

 また、「何としても安倍政権を終わらせましょう。決め手は市民と野党の共闘にあります」と訴え。14日の5野党・1会派の書記局長・幹事長会談で参院選1人区の愛媛県・ながえ孝子さん、熊本県・あべ広美さんが野党統一予定候補として確認されたと報告し、「政党間本部の初の合意であり、重要な一歩前進です」「この協議を加速させ、『本気の共闘』の態勢を必ずつくりたい」と表明しました。

 志位氏は、16年参院選、17年総選挙で共産党が一方的に候補者を降ろした判断は「共闘をつくる上で正しかった」と語ると同時に、「今後は、相互に譲り合い、推薦・支援し合ってこそ、お互いに一番力が出るし、自民党を倒すことができる」と強調し、「高知・徳島選挙区では、若さ、論戦力、行動力抜群、苦しむ人の気持ちがわかる政治家、共産党の松本けんじ候補を野党統一予定候補にし、国会に押し上げてください」と力を込めました。


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