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2019年3月14日(木)

築地公約違反を追及

和泉議員

 日本共産党の和泉なおみ東京都議は12日の都議会予算特別委員会で、小池百合子知事が「築地は守る」「市場機能を確保」の公約を破って、築地市場跡地(中央区)を国際会議場などとする方針素案を打ち出したことについて、水産仲卸業者の怒りの声を示して、「都民に謝罪し、市場機能を残すべきだ」と迫りました。

 和泉氏は、水産仲卸業者でつくる「築地女将(おかみ)さん会」が知事宛ての陳情書で「小池さんにだまされた」「知事を信じた多くの人への約束をほごにした」と訴えたことを紹介。

 小池知事が「大きな方向性は変わっていない」と強弁したのに対して、和泉氏は「市場で働く人にとって、市場に戻れることが一番の基本だ。公約を転換したことは明らかだ」と追及しました。

 小池知事は「築地に市場を整備することはない。豊洲市場が開場する前と後とでは事情が変わってくる」と居直り、方針転換を事実上認めました。

 和泉氏はまた、国民健康保険の重い負担について、所得のない人を含む加入者全員に課される均等割保険料が、23区ではこの20年間に2倍近く値上げされた事実を指摘。特別区長会が子どもの均等割軽減を都に要望していることを示して「都として子どもの均等割軽減に踏み出すべきだ」と迫りました。

 内藤淳福祉保健局長は、国に軽減措置を求めていると軽減の必要性を認めながら、都としての対応には触れませんでした。


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