2019年3月13日(水)
DV被害者の声聞いて
政府の対応問う 支援者ら院内集会
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「女性や子どもへの暴力を許さない法律を作る」院内集会連続開催実行委員会は11日、衆院第2議員会館で緊急集会を開き、DV(ドメスティック・バイオレンス)被害者の支援者らが集まりました。千葉県野田市で起きた小学生の虐待死事件で母親が逮捕されたことをうけて緊急に呼びかけられたものです。
実行委員長の戒能民江・お茶の水女子大学名誉教授は集会の冒頭、「事件がDV事件だという認識をもって、DVの当事者、関係者の話をよく聞いて、対策をたててほしい」と発言。事件をうけて打ち出された緊急対策を実施するための人員の配置や予算措置などについて、文部科学省、厚生労働省、内閣府、法務省、警察庁の担当者が、参加者からの質問にこたえました。
参加者は、「野田の事件は、DVの被害者を加害者にした」と、虐待防止の緊急対策にDV被害者を守る観点が弱いことを指摘。「新たな人員増をするわけではない」「児童福祉司には基本的に非常勤はない」などの回答に、「現行の人員で足りるのか」「現場を知らない」などの声が起こりました。
日本共産党から藤野保史衆院議員が参加し、あいさつしました。