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2019年3月6日(水)

厚労省の審議会代表に次々…

監察委員長に中立性なし

小池氏が追及

 日本共産党の小池晃書記局長は5日の参院予算委員会で、毎月勤労統計の不正・偽装問題を検証する厚生労働省の特別監察委員会の樋口美雄委員長が第三者委員会の委員長として中立性・独立性に問題があると主張。「今の樋口委員長のもとでの特別監察委員会では、公正・中立な検証は期待できないし、国民の納得はとうてい得られない」と強調しました。

 小池氏は、樋口委員長が、厚労省のどの審議会・研究会で委員に就いたかを質問。根本匠厚労相は樋口委員長が2014年以降、厚労省の八つの審議会などで会長、座長を務めていると答えました(表)。小池氏は、「厚労省の政策策定に関わった(厚労省と)一体の人物だ」と批判しました。

 小池氏は日本弁護士連合会の「企業等不祥事における第三者委員会ガイドライン」が「企業から独立した委員のみをもって構成される」ことを原則としていると指摘。樋口氏が委員長を務める監察委は「第三者委員会の条件を欠く」と主張しました。

 小池氏は、マスメディアの世論調査で、6割以上の人が監察委の再調査に納得していないと指摘し、「国民から見て、第三者性に疑問符が付いているからだ。特別監察委員会の委員を入れ替えて、検証をやり直すべきだ」と迫りました。安倍晋三首相は、根拠を示さず「国民からは理解が得られると思う」と開き直りました。

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